この家電がひとつあるだけで日々の暮らしが楽になり、快適に過ごすことができる。そんな暮らしを変えるサライ世代のための家電の新製品を生活場面別に厳選。さらに機能を進化させた生活家電の最先端を見てみたい。
自分の体の状態を正しく知り日々の暮らしの指針とする
電動歯ブラシ/歯科医推奨の磨き方で歯の健康維持に貢献
パナソニック/音波振動ハブラシ ドルツ EW-DP53
歯の治療の折に、歯磨き指導を受けた方も多いだろう。その方法が、歯ブラシを細かく横に動かす「バス式」という方法だ。歯周ポケットにブラシの先が入るように磨くことで、歯周病の予防になる。
パナソニックの『ドルツ』は、その「バス式」の動きを取り入れた電動歯ブラシだ。毎分約3万1000ブラシストロークという高速振動で、歯に軽くあてるだけで歯周ポケットの汚れをかき出す。さらに、縦方向にも動く「タタキ磨き」を組み合わせることで、歯間にたまった歯垢を除去する。
血圧計/旅先でも使える小型の手首式血圧計
オムロン/手首式血圧計 HEM-6233T
血圧は、体の異変を告げてくれる信号装置でもある。日頃から自分の血圧の状態を知っておくことは、さまざまな生活習慣病予防に役立つ。サライ世代になれば、血圧計を1台備えておきたい。
血圧計には、大型の上腕式、手首式などがあるが、ここでは小型で旅先でも使える、オムロンの手首式を紹介したい。電源を入れてから約1.5秒で測定でき、基準値を超えたら画面にマークで「血圧高」と知らせてくれる。測定の結果は大きな液晶表示で一目瞭然、日々の健康管理に役立てたい。
体組成計/筋肉の質を知り健康を維持する
タニタ/デュアルタイプ体組成計 インナースキャンデュアル RD-503
体重と体脂肪率、筋肉量に加え、筋肉の質を分析することで「筋質点数」が分かる体組成計である。筋肉は加齢や運動習慣などにより「質」が変化する。筋肉の質が衰えてくると筋線維が細くなり、運動能力などに影響が出てくる。日頃、ランニングなどで体を鍛えている人には、筋肉の質の向上が励みになることだろう。
内臓脂肪レベルや推定骨量など、体を構成する重要な成分を数値で知ることは健康維持に役立つ。「体内年齢」を積極的に意識して、健康寿命を延ばしたい。
※この記事は『サライ』2019年12月号より転載しました。(取材・文/宇野正樹 撮影/植野製作所、田中麻以 スタイリング/有馬ヨシノ)