近年、映画やドラマの「ちはやふる」のヒットで若い世代にも人気が高まっている百人一首。
藤原定家(ふじわらのていか 1162~1241)が10の勅撰集から100人の歌人の和歌を撰んだ『小倉百人一首』は、歌かるたとして用いられ、広く親しまれてきました。
そこには天智天皇や後鳥羽院らの皇族、「万葉集」の柿本人麻呂や山部赤人、「源氏物語」の紫式部や「枕草紙」の清少納言、「土佐日記」の紀貫之や「伊勢物語」の在原業平、美人の誉れ高い小野小町など、ビッグネームが名を連ねています。

嵯峨嵐山文華館で開催の「絵と書で楽しむ百人一首の世界」では、初公開の《百人一首画帖》はじめ江戸時代から近代にかけての歌仙絵を一堂に会します。(1月31日~4月12日)
本展の見どころを、嵯峨嵐山文華館の広報、中島真帆さんにうかがいました。
「百人一首の起源は、今から約800年前の鎌倉時代。藤原定家が依頼を受け、百人の歌人の秀歌を撰んだことに始まります。
定家の山荘があったとされる京都嵐山、小倉山のふもとの当館では、百人一首の魅力を「絵」と「書」の双方から紹介する企画展を開催。歌仙たちの表情を彩り豊かに描き出した画帖や屏風などの絵画作品だけでなく、藤原定家直筆と伝わる《小倉色紙 朝ほらけ》や、本阿弥光悦の《古今集和歌巻》などの書の名品も展示いたします。


「書の鑑賞は難しそう」と感じられる方にもお楽しみいただけるよう、書の見方や読み下しを丁寧に解説したパネルもご用意しました。初心者の方にこそ、ぜひお越しいただきたい企画展です。
冬の嵐山の美しい自然とともに、優雅なひとときをお過ごしいただければ幸いです」

本展の会期中の2月15日、恒例の競技かるた大会「ちはやふる小倉山杯」が当館を会場にして開かれ、観覧(要予約・有料)することができます。展覧会と競技かるたの両方から百人一首の魅力を体感してみてはいかがでしょうか。
【開催要項】
絵と書で楽しむ百人一首の世界
会期:2026年1月31日(土)~4月12日(日)
前期1月31日(土)~3月2日(月)
後期3月4日(水)~4月12日(日)
会場:嵯峨嵐山文華館
住所:京都府京都市右京区嵯峨天龍寺芒ノ馬場町11
電話:075・882・1111
公式サイト:https://samac.jp/
開館時間:10時~17時(入館は16時30分まで)
休館日:2月15日(日)・17日(火)、3月3日(火)・17日(火)
※2月14日(土)は14時で閉館(入館は13:30まで)
料金:公式サイト参照
アクセス:公式サイト参照
取材・文/池田充枝











