写真・文/矢崎海里
砂糖の1.3倍の甘さがあるはちみつ。
砂糖と比較してエネルギーや糖質も低いので、砂糖の代用としておすすめです。
まろやかな甘さで、コクもプラスしてくれます。
はちみつを選ぶ際はパッケージを確認し、人工甘味料などの添加がないものや、天然成分100%の純粋はちみつにしましょう。
今回はさまざまな花が咲く季節に、はちみつの甘さを生かした減塩レシピをご紹介します。
アボカドとオクラのはちみつキムチ和え
【材料】(1人分)
アボカド 1/2個
オクラ 2本
白菜キムチ 20g
はちみつ 小さじ1
【作り方】
1.アボカドは1cm角に切る。オクラは沸騰したお湯でさっと茹でて冷水にとり、輪切りにする。
2.1に白菜キムチ、はちみつを加えて和えたら完成。
キムチの塩味を調味料に、はちみつでまろやかに和えたレシピです。
調理時間10分でできるので、もう一品のおかずにも大活躍します。
はちみつの成分の大部分はブドウ糖と果糖です。
このふたつは消化吸収が早く、疲労回復効果が期待できます。
また腸内で善玉菌を増やすはたらきがあるのも特徴です。
オクラやアボカドに含まれる食物繊維と合わせて、腸内環境を整えてくれます。
食塩相当量:0.6g
豚しゃぶとかぼちゃのハニーマヨソース
【材料】(1人分)
豚ロース肉(しゃぶしゃぶ用) 100g
かぼちゃ 100g
★マヨネーズ 大さじ1
★はちみつ 大さじ1/2
★醤油 小さじ1
【作り方】
1.かぼちゃはくし切りにして、耐熱容器に広げる。水大さじ1(分量外)を振り、ふんわりラップをして600Wの電子レンジで3分加熱する。
2.★の調味料を混ぜ合わせておく。
3.豚ロース肉は沸騰したお湯で茹で、色が変わったらざるにあげる。
4.うつわにかぼちゃを盛り、3の豚肉をのせる。2のたれをかけて完成。
今の季節はどちらも温かく、夏にはかぼちゃも豚しゃぶも冷たく仕上げるなど、通年楽しめるおかずです。
かぼちゃとハニーマヨソースの甘さで、少ない調味料でもおいしく食べられます。
はちみつは砂糖より甘さを強く感じるので、少ない使用量で満足感を得られます。
さらに砂糖よりエネルギーが低く、低糖質といいことづくし。
砂糖の代用品としておすすめです。
料理だけでなく、ヨーグルトにかけたり、紅茶に入れたりするのもいいですね。
ただし入れすぎには注意しましょう。
はちみつはほかにも抗菌作用や美肌、免疫機能の維持にもはたらきます。
食塩相当量:1.2g
* * *
はちみつは花の種類によって香りや味わいが異なります。
アカシアやれんげなど、食べ比べて好みのものを見つけてみてはいかがでしょうか。
文/矢崎海里(やざき・かいり)
管理栄養士やフードスペシャリストなどの資格を生かし、企業で働く傍ら、Webメディアでも活動。おいしく食べて健康になれるごはんを研究中。