ネット型自動車保険の先駆者であり、2020年に開業20周年を迎えたMS&ADインシュアランス グループの三井ダイレクト損害保険は、2022年7月26日に、「企業宣言&新商品発表会」を都内で開催。ブランドコンセプトの刷新と、ネット型自動車保険の新商品を発表した。
新しいブランドコンセプトは「強くてやさしい」
発表会の第一部に登壇した、三井ダイレクト損害保険の河村隆之社長は、ブランドコンセプト刷新のきっかけとして、「お客さまの声を聞く中で、“特徴のないことが弊社の特徴”といわれたことにショックを受けました」と明かし、どうすれば顧客に「三井ダイレクト損害保険の良さはここだ」といってもらえるか、社内で論議が繰り返され、「業界常識にとらわれない幅広い視野をもち、真にお客さま目線に立つという答えに辿り着きました。お客さまの信頼を得られる会社にしたいとブランドを刷新するプロジェクトをスタートさせました」と述べた。
このプロジェクトから「強くてやさしい」というブランドコンセプトが生まれた。
「これは私たちがお客さまに対して“ありたい人格”を表したものです。 それが示しているのは、正直で公平で、本音であること。どこまでもお客さまの立場を優先させる姿勢があり、心から尽くせること。親切で頼りになり、いざというときは守って差し上げられること。『強くてやさしい』存在であるから、お客さまの視点に徹底的に立つことができます。『強くてやさしい』にはそんな強い思い、決意を表しています」(河村社長)
この「強くてやさしい」ブランドコンセプトをもとに、具現化の第1弾として、新商品「強くてやさしいクルマの保険」も発表。
「強くてやさしいクルマの保険」はネット型自動車保険にある「安かろう、悪かろう」、「事故対応が不安」、「わかりにくい、難しい」という不安をすべて払拭した「強くてやさしい」商品であることを真摯に伝えていくと河村社長は宣言した。
「『強くてやさしいクルマの保険』は、補償や事故対応に『強い』保険であること。これからの自動車保険に本当に求められているのは、お客さまがみずから選べて納得感があり、価格もリーズナブルな『やさしい』保険であること。この2つを兼ね備えた新商品として開発しました。私たちはネット損保業界の地図を塗り替えていく強い志で望んでいきますのでご期待ください」(河村社長)。
また、これまでのネット型自動車保険に足りていないこととして「わかりやすさ」に着目し、損保会社初のコンシェルジュサービスを採用。PCやスマホの操作は苦手という顧客には入力やWeb操作までをフルサポートし、顧客の状況や意向を聞きながら、ニーズに合った最適な補償プランの提案や、補償内容の作成もサポートする。
さらに、車載のドライブレコーダーが一定以上の衝撃を検知すると、自動で安否確認デスクに連絡し、事故時の映像も記録・送信され、オペレーターが事故の初動に必要な対応をアドバイスする、ネット型損保として初の「レスキュードラレコ」の導入も発表された。
藤本美貴さんと佐々木健之介さん・門倉凛さんご夫妻が登壇!
第2部ではゲストとして、タレントの藤本美貴さんと、元プロレスラーの佐々木健介&北斗晶夫妻の長男で、5月に結婚を発表した佐々木健之介さんと女子プロレスラーの門倉凛さんが登壇し、自動車保険についてトークセッションを行った。
三児の母である藤本さんは、お子さんの送り迎えをはじめ運転する機会が多く、万が一に備え保険選びも慎重に行っているという。
「自動車保険を選ぶときにどこにこだわったらいいかわからないというのが本音です。補償が多いほど安心ですから、いろいろ補償項目を加えていますが、本当にすべてが必要か、特にネット型の場合は判断が難しいですね」(藤本さん)
また、それぞれが自分でクルマを運転し試合会場へ行くことも多いという佐々木健之介さんと門倉凛さんご夫妻も保険選びの難しさを語る。
「うちは両親も私も心配性なので、これまで自動車保険は相手にすすめられるままに補償項目をつけてきました。安心できる一方で、最終的には無駄なものもつけてしまっているのかなあと思います」(佐々木さん)
こうした自動車保険選びの難しさを解消する「強くてやさしいクルマの保険」には、お3方ともに興味津々で、特に画期的なコンシュルジュサービスを高く評価した。
「人それぞれで最適な補償プランが異なることも、選ぶ際のわかりづらさ、難しさにつながっています。自分に合った補償プラン提案や補償内容の作成をサポートしてくれるコンシュルジュサービスは画期的ですね。パソコンやスマホの使い方から教えてくれるため、年配の方も安心して加入できると思います。これまでのネット型自動車保険を超えた素敵な保険ですね」(藤本さん)。
「“いつでも”、“リーズナブルに”、“自由に”選べるのがネット型自動車保険のいいところですが、全部を一人で選んでいると、これで大丈夫なのかと不安に思うこともあります。相談できるコンシュルジュがいると安心できます」(門倉凛さん)
「自分でプランを選べるだけではなく、コンシェルジュが補償の見直しまでサポートしてくれるのはうれしいですね。この『強くてやさしい』というネーミングからも信頼感が伝わりました。補償内容も、強くてやさしく、自分の中でネット型自動車保険のイメージが大きく変わりました」(佐々木さん)
最近は自分らしさを求めて、よりよい商品に乗り換えて、ライフスタイルを見直すマインド「換え活」がトレンドになっている。ネット型自動車保険の「換え活」では、「強くてやさしいクルマの保険」=“つよやさ”が大きな話題となりそうだ。
取材・文/安藤政弘