SNS映え投稿分析のスナップレイス( https://snaplace.jp/ )は、2021年にインスタ映え度の高かったスポットを抽出し、ランキングTOP10を発表しました。また、2022年に流行が予想されるインスタ映えスポットの特徴についても発表しました。早速、結果を見てみましょう。
2021年インスタ映えスポットの傾向
2020年に引き続き、新型コロナウィルス流行による「外出自粛」の影響があったものの、昨年に比べてお出かけスポットに関する投稿は増加しました。ただ、外出をすることに対する世間の目の厳しさや、十分にソーシャルディスタンスが取りやすい「密になりにくい」スポットに関する投稿が引き続き立ちました。
また気軽に海外旅行へ行けない情勢を踏まえ、国内にいながらも海外旅行気分を味わえるスポットも例年以上に人気でした。
2022年インスタ映えスポットの特徴予想
2022年は「再現性」のあるスポットがインスタ映えスポットとしてより注目を集めると予想されます。「再現性」とは、インスタグラム上で見つけた素敵な写真を「真似して撮影したい」と思った時に、どんな人でも「真似がしやすい」かが鍵です。
例えば、モデルのような素敵なポージング在りきで成り立つスポットではなく、ポージングに不慣れだったり、容姿に自信が無かったりする人でも比較的に「サマになる」写真が撮りやすいスポットを意味します。具体的には「引きのアングルで撮影をした時にも絵になる」「後ろ姿で撮影をすることでストーリー性が出る」「シャッターを押す人がいない場合でも撮影をしやすい要素がある」ことが今後インスタ映えスポットを作るうえでも重要です。
2021年インスタ映えスポットランキングTOP10
分析対象データは、SNS映えの基準に従ってSNSから抽出し、スナップレイスに掲載される全国約1万スポットです。それら全スポットの2021年のSNS投稿データを分析し、2021年インスタ映えスポットTOP10を集計しました。
1位 プラトン装飾美術館(兵庫県神戸市)
2020年3位から順位を上げ「プラトン装飾美術館(イタリア館)」が1位にランクイン。18世紀から19世紀のヨーロピアンアンティークや家具、調度品をはじめ彫刻や絵画などが展示された個人の家です。
人気の撮影方法「鏡越しショット」映えするゴージャスな雰囲気が漂う鏡をはじめ、マスク姿でも映える「後ろ姿ショット」にも合う地下へ向かう小道など昨今のインスタトレンドに最適なスポットが散りばめられているのが人気の理由と考えられます。
このように「この場所ならこう撮る」など、事前に映える写真の撮り方が分かりやすいスポットは「再現性」が高く、2022年も引き続き人気のインスタ映えスポットとなると予想されます。
2位 アカオハーブ&ローズガーデン(静岡県熱海市)
2020年1位に引き続き、今年も2位にランクインしたのが「アカオハーブ&ローズガーデン」です。
海を見渡せるブランコやフレームベンチなどインスタグラムでも人気のフォトスポットが「ソーシャルディスタンスを取りやすい屋外」にあるため、コロナ禍でも積極的にインスタ映えする投稿が行われていました。
またロケーション的に引きで撮影をした場合でも映える写真が撮影しやすいこともあり、体型や顔に寄せた写真を撮影するのには抵抗がある方でも撮影ハードルが低いため幅広いターゲット層に受けやすいインスタ映えスポットだと考えられます。
3位 金沢21世紀美術館(石川県金沢市)
プールの中に入ったような写真が撮影できるレアンドロ・エルリッヒの「スイミング・プール」の写真が有名なスポットですが、「鏡越しショット」の人気上昇を踏まえ屋外の球体オブジェ越しに映し出された自分の姿を撮影する写真のポストが多く見られました。
また昨年に引き続きうさぎのような形をした椅子で「うさ耳ポーズ」「顔隠しポーズ」「向かい合わせ」ショットも人気です。
4位〜10位は以下の結果になりました。
4位 #ジハングン(福岡県福岡市)
5位 志摩地中海村(三重県志摩市)
6位 八坂庚申堂(京都府京都市)
7位 未来心の丘(広島県尾道市)
8位 生石高原(和歌山県有田郡)
9位 SHIBUYA SKY (東京都渋谷区)
10位 陶板名画の庭(京都府京都市)