江戸の遊興の場の代表格といえば「吉原」ですが、江戸の町にはその他にも大小の花街がありました。
そこで今回は、江戸各地にあった遊び場に関するクイズを4問、「江戸文化歴史検定」(通称・江戸検)の過去問題からピックアップしてみました。ぜひ挑戦してみてください。
【クイズ1】
江戸において粋な存在として人気があった辰巳芸者とは、次のどこの芸者でしょう? 江戸城の辰巳の方角にあるため、こう呼ばれるようになりました。
(い)千住
(ろ)品川
(は)新宿
(に)深川
【クイズ2】
江戸では舟運が発達し、大川端や深川の堀沿いなどに多くの「船宿」ができました。では、「船宿」の説明として間違っているのは、どれでしょう?
(い)遊里へ行く客を、舟で送り迎えした。
(ろ)屋根船を所有し、川遊び客を乗せた
(は)2階の座敷で男女が密会することもできた
(に)本業は、荷物を買い付け、問屋に卸すことであった
【クイズ3】
江戸では、幕府が公認していた遊郭は吉原だけでしたが、実際には江戸四宿などに私娼街がありました。これら色街のことを何と呼んだでしょう?
(い)傾城
(ろ)北国
(は)茶屋街
(に)岡場所
【クイズ4】
<品川の 客にんべんの あるとなし>
これは遊里としても繁栄した宿場町・品川を詠んだ川柳で、旅人以外にもさまざまな客が来ていたことを表わしています。では、この川柳で示している客層は、「侍」と誰でしょう?
(い)医者
(ろ)僧侶
(は)大工
(に)漁師
以上、4問です。いかがでしょうか?