高知県西端に位置する宿毛市は、宝石珊瑚の産地のひとつだ。この地に暮らす人々にとって宝石珊瑚は身近な存在で、子どもが誕生すると厄除けに宝石珊瑚のブレスレットを贈る風習もある。
同地に店を構える「コーラルさや」は昭和43年(1968)の開業。2代目店主の島原さや子さんは、この道32年の宝石珊瑚の目利きで、原木の形状や色合いを見極めながら、その特徴を最大限に活かした製品作りを続けている。
そんな島原さんが最高傑作と太鼓判を押すのが、「赤珊瑚のタックブローチ」だ。最上グレードの血赤珊瑚を用いて作られたブローチで、金属部分は18金ホワイトゴールド。「ふくろう」の目にはエメラルドが、「トンボ」の目にはダイヤが埋め込まれている。いずれも島原さんが注目する若手職人が手がけた作品で、繊細で美しい細工が施されている。小さくても存在感があり、身につけるとワンランク上の装いとなる。「ふくろう」はペンダントヘッドにもできるので、奥方との兼用も可能だ。
【今日の逸品】
赤珊瑚のタックブローチ
コーラルさや
79,200円~(消費税込み)