SNSの利用が、幅広い年齢層に広がり浸透している中、SNSにおける無責任な誹謗中傷、フェイク投稿によるにトラブルや訴訟が頻発しています。ある日突然、あなた自身が身に覚えのない誹謗中傷を受けないとも限りません。

BIGLOBEが、全国の20代~60代の男女1,000人(内SNSを利用している770人)を対象に、「withコロナ時代におけるSNSへの投稿に関する調査」を実施しました。
実際のSNS利用者の投稿への意識、誹謗中傷の被害状況を垣間見ることができますので、ご参考にしては如何でしょうか?

■withコロナ時代、自身の行動をSNSに投稿することへの抵抗感は?

全国の20代から60代のSNSを利用している男女770人に「withコロナ時代になってから、自身の行動をSNSに投稿することに抵抗を感じますか」と質問をしたところ、「感じる」(18.8%)、「やや感じる」(15.2%)と回答しています。

3割強がwithコロナ時代に、自分の行動をSNSに投稿することに抵抗を感じている一方で、「感じない」(12.5%)、「あまり感じない」(7%)をという人も少なからずいるようです。

▷「SNSで他者から誹謗中傷をされたことがある」と回答した20代は3割弱

全国の20代から60代のSNSを利用している男女770人に「SNSで他者から誹謗中傷(根拠のない悪口を言いふらして他者の名誉を傷つけたり、人格を否定するような言葉で他者を傷つけること)をされたことがありますか」と質問をしてみると、「よくある」(4.5%)、「たまにある」(13%)という結果でした。年代別では、20代は「よくある」(10%)、「たまにある」(18.9%)と回答しています。20代は、3割弱がSNSで誹謗中傷を受けたことがあると回答し、年代別で最も高い結果となっています。この結果は、SNSをコミュニケーションツールとして使用している頻度の高さが関係していると思われます。

▷SNSで一般人・著名人を誹謗中傷したことがあるか?

SNS利用者に対して、「SNSで一般人・著名人に対して誹謗中傷をしたことがありますか」と質問してみますと、全体の7%が誹謗中傷をしたことがあると回答しています。年代別では20代が最も高く、一般人に対しては「よくある」(7.8%)、「たまにある」(7.2%)で2割弱、著名人に対しては「よくある」(5.6%)、「たまにある」(6.1%)で1割強が、誹謗中傷をしたことがあると回答しています。社会経験が少なく、自分の行動がどの様な影響を及ぼすかを十分に考えることができない若年層については、SNSで安易に誹謗中傷をしてしまう傾向があるのかもしれませんね。SNSの利用については、日頃から家族同士で話し合う必要があるのかもしれません。

▷SNSで他者の誹謗中傷をした理由

さらに、「SNSで他者の誹謗中傷をした理由をお答えください」と質問をすると「対象が嫌いで我慢ならないから」(33.3%)、「対象に嫉妬があるから」(23.3%)、「日常のストレスのはけ口」(23.3%)、「誹謗中傷をされたので言い返した」(20%)、「かまってほしいから」(20%)、「暇だから」(15%)、「面白いから」(13.3%)という結果でした。

■SNSでの誹謗中傷への罰則は「強化すべき」と8割強が回答

全国の20代から60代の男女1,000人に「あなたは著名人が一般人と比べて発言や行動を強く非難されやすいことについてどのように考えますか」と質問をすると、「仕方ないと思う」(16.9%)、「やや仕方ないと思う」(39.5%)と回答。6割弱が、著名人は非難されやすいのも仕方ないと考えていることが明らかとなっています。

その一方で、「SNSでの誹謗中傷に対して、罰則を強化すべきだと考えるか」と質問したところ、全体の8割強に当たる人が、「そう思う」(50.3%)、「ややそう思う」(34.8%)と回答しており、「あまりそう思わない」(7.5%)、「そう思わない」(7.4%)を大きく上回っています。

*****

新型コロナウイルス感染拡大を受け、インターネットでの在宅勤務や業務活動が多くなってきています。それに伴い、従来には感じ得なかったストレスや対面コミュニケーションの不足による孤独感やメリハリの無い生活リズムから体調を崩してしまう人も増えているようです。今後、新しい生活様式の中でのストレスや孤独感の吐け口を、SNSに求める人も多くなってくるのではないでしょうか?
衝動的な気持ちや断片的な情報に基づき、他人の事を誹謗中傷したり、信憑性の無い情報を安易に拡散したりすれば、厳しい制裁が課せられる可能性があります。或いは、他人の事を誹謗中傷したことにより、火の粉が自分自身に降りかかることも考えられます。

withコロナの時代において、今後、SNS はプラベートに止まらずビジネス現場においても重要なコミュニケーションプラットフォームとなっていくと思われます。
であるならば、SNSの利用に関するリスクを十分予測し対策を講じた上での活用が求められるのでは無いでしょうか?

■調査概要
・調査名 :withコロナ時代のストレスに関する調査
・調査対象:社会人として働いている全国の20代~60代の男女1,000人
・調査方法:インターネット調査
・調査期間:2020年8月5日~8月6日

 

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