スイーツ屋台を「はしご」しよう!
ネギを使った料理を堪能したら、今度はスイーツです。東京の原宿にもありそうな、しゃれたスイーツ屋さんを見つけました。お店の名は「公園弐拾」。「公園20番地」という住所をそのまま店名にしたそうです。
仙草のタピオカやアイスクリーム、豆花が入った甘さすっきりのスイーツは、男性客でもペロリ。店の奥では、ふたり連れのおじさんが、大きなボールを持ってモリモリと食べています。
「さあ、お腹もいっぱいになったし、帰りましょう」と、タクシーを拾うため屋台街を抜けようとしたら、ぷるぷるの杏仁豆腐ならぬ杏仁ゼリーの屋台に遭遇です。
「リリーさん、まだスイーツを食べたいです」
「えっ!? まだ食べますか? これでスイーツ3軒目ですよ」(笑)
「甘いものは別腹なのです」
「なるほど…杏仁と福肉、どちらにします?」
「肉? この屋台では杏仁と肉を一緒に売っているのですか?」
「ははは、違います。福肉は、龍眼(ロンガン)というフルーツのゼリーのことですよ」
「じゃあ、両方!」
アルミの器に固められた杏仁ゼリーと福肉ゼリー。どちらも健康にいいそうで、またしてもあっさりしていて、台湾のスイーツはいくら食べても太らない…はずです。
お店のおばさんは、「えっ? 日本から来たの? それなら、うちの店、宣伝しといてよ!」と嬉しそう。あまり海外からの観光客が来ないのでしょう。地元の人に愛される羅東の屋台は、観光客慣れした台北の夜市と違って、皆さん、フレンドリーです。