この秋話題の京都国立博物館での特別展覧会「国宝」展を、貸切でゆったりじっくりと楽しめる「貸切内覧会」付きの特別な京都ツアーをご紹介します。
『サライ』本誌10月号の特集でも詳しく紹介している、京都国立博物館の「国宝」展。今回は885件の美術工芸品の国宝のうち、200件以上の国宝が展示されるという、まさに奇跡の展覧会ですが、その魅力を存分に堪能できるプラチナ・ツアーが発売されました。AコースとBコース、魅力的な2つのツアーです。
■プラチナAコース《国宝 新幹線 ツアー》
まず、プラチナAコースは、東京発の新幹線を貸切りにして、さらに、「国宝」展も貸切りで鑑賞できるというツアーです。
11月19日(日)9時頃に東京を発ち、11月20日(月)18時~20時に内覧会という予定。Ⅰ期~Ⅳ期の4期に分けて展示される「国宝」展のなかで、ツアー催行時はⅣ期にあたり、通期展示の国宝以外に、縄文土器の典型ともいえる新潟県笹山遺跡から出土した「深鉢形土器」(火焔型土器No.6)や、江戸時代に革新的な空間表現を実現させた円山応挙筆の「雪松図屏風」など、約90件以上の国宝が、じっくり鑑賞できます。
往路の新幹線車内では、「国宝応援団」の美術評論家・山下裕二さんと、俳優・井浦新さんのおふたりが、国宝誕生の話や見所について熱く語り合う対談の様子が、車内アナウンスされる予定です。国宝をこよなく愛するおふたりの解説で予習してから「国宝」展を鑑賞すると、これまで知らなかった新たな国宝の魅力がきっと見つかるはずです。
また車内では、小学館刊行の「週刊ニッポンの国宝100」創刊号と携帯用「トラベルケース」のプレゼントもあります。さらに100名限定で山下裕二さん・井浦新さんによるサイン本(おふたりの共著『日本美術応援団』小学館刊)のお渡し会(※書籍代別途)に参加できます。
■プラチナBコース《貸切内覧会ツアー》
こちらのツアーは、「国宝」展を貸し切り内覧できる現地ツアーです。通常は開館していない夜間に、国宝の美とゆったり向き合えます。
催行されるのは11月6日(月)と11月20日(月)の2日間(ともに18時~20時内覧会予定)です。
11月6日(月)はⅢ期、11月20日(月)はⅣ期の展示となります。Ⅲ期、Ⅳ期は、日本肖像画の最高傑作と言われている「伝源頼朝像」と、「伝平重盛像」「伝藤原光能像」の神護寺三像が展覧会では23年ぶりに揃うのを始め、Ⅳ期ではさらに琳派芸術の最高峰である尾形光琳筆の「燕子花図屏風」も100年ぶりに里帰りが実現する、大変希少な機会となります。
最後に、「国宝応援団」のおふたりからのメッセージをご紹介します。
『伝源頼朝像』は掛軸なので、小品と思われがちですが、実際は等身大ほどもある作品。美術鑑賞で実物を観ることの大切さはこうした作品固有のスケール感を確認できるところです。作品を目の前に、この実在感をぜひ体感してください。また、顔貌表現だけでなく、近年の修理で明らかになった、装束の細かい唐草文様の美にもご注目ください。――山下裕二さん(美術評論家)。『週刊ニッポンの国宝100』の監修も務める。
私が日本美術にのめり込むきっかけとなったのが、多才な江戸絵画に触れたことでした。そのなかで円山応挙の代表作『雪松図屏風』を実見したとき、松が抱く雪は紙の地の白色をそのまま生かして効果的に表現されていると知って驚愕しました。「国宝」展では、作品自体と、「白地」を守ってきた人たちの思いの凄さも感じ取ってください。――井浦 新さん(俳優)。最新主演映画『光』が11月25日公開。
人気殺到、行列必至の京都国立博物館「国宝」展。せっかく見に行くなら、このような特別なツアーを利用して、ゆったりじっくりと展示を観賞したいものですね。
※ ツアーの詳細は下記サイトをご覧ください。
「そうだ 京都、行こう」特設サイト
↓↓↓
http://souda-kyoto.jp/other/kokuhou_sp.html
提供/JR東海
※さらに「国宝」展入場券プレゼントのお知らせがあります!
【プレゼントのお知らせ 】
「国宝」展入場券2枚1組のチケットを抽選で50名様にプレゼントします。ハガキに①住所、②氏名、③年齢、④「国宝」展への期待を一言、をお書きの上、
〒101-0051
東京都千代田区神田神保町1-18千石屋ビル3F
国宝展入場券プレゼント事務局
までご応募ください。締切は9月末日必着です。また発送をもって発表にかえさせて頂きます。