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田浦駅|トンネルに飲み込まれる不思議な駅(神奈川県)【にっぽん穴場紀行】

文・写真/佐竹敦

神奈川県の横須賀市にあるJR横須賀線の田浦駅は、電車がホームではなくトンネルの中に停車してしまうため、一部車両のドアが開かず乗り降りができないという世にも珍しい駅です。

オーバーランをしているわけではありません。予定通りです。

実はこの田浦駅はトンネルとトンネルに挟まれた駅で、さらにホームが短いため、11両編成の電車は先頭車両と2両目車両の一番前のドアがトンネルの中で停車してしまい、乗り降りをすることができないのです。

では停車する電車がトンネルに飲み込まれる様子を動画でご覧ください。

田浦駅の開業は明治37年5月1日。当時は今ほど車両編成が長くなかったのでしょうね。トンネルも、時代を感じさせる味わい深い隧道です。

上り方面の「田浦トンネル」は古色蒼然たる赤レンガ造り

下り方面の「七釜トンネル」は明治・大正・昭和と三代にわたって建設されたものです。時代によるトンネルの表情の違いがわかりやすいですね。

1両目のドアにはちゃんと「田浦駅ではこのドアは開きません」と案内がされています。駅に近づくと、「1両目と2両目の前よりのドアはトンネル内のため開きません」とちゃんとアナウンスもされます。

 

こんどJR横須賀線に乗る機会があったら、ぜひ先頭車両に乗り込んで、電車が古いトンネルの中で停車してしまうという不思議な体験を味わってみてください。

文・写真/佐竹敦
日本全国の即身仏・一之宮・五重塔・三重塔・滝百選・棚田百選・国分寺跡をすべて訪ね歩いた一人旅の達人。テレビチャンピオン滝通選手権出場。主な著書に「この滝がすごい!」「日本の滝めぐり」等。テレビ東京の「厳選!いい宿ナビ」のコラム執筆、@nifty温泉の記事執筆等、ライターとしても各メディアで活躍中。

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