「ただいま」と言いたくなる国～タイ 前編（バンコク）

■きらびやかなエメラルド仏

ワット・ポーの本格的なマッサージで、うとうと眠くなるけれど、日が高くなる前に、もうひとがんばり。バンコクの人気観光地のひとつ、歴代の王が暮らし、現在も儀式などで使われている王宮や、隣接するワット・プラ・ケオ（王室寺院）も見逃せません。

黄金に輝く仏塔やカラフルな宮殿に目を奪われますが、ハイライトはワット・プラ・ケオの本堂に納められている“エメラルド仏”。エメラルド色のヒスイでできた神秘的な仏像を一目見ようと、世界中からたくさんの人が集まってきます。年に3回、季節の変わり目ごとに、国王自らが仏の衣替えを行うそう。

本堂内は撮影禁止。うっかり撮影してしまったタイ人のお父さんは、走ってきた係りの人に「こら！」と、携帯を取り上げられ、大勢の前で写真を削除させられていました。娘さんにも「パパ！」と睨まれ、うなだれるお父さん。まわりはクスクス。ご注意を。