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ライブラリ★朝日を浴びる富士山(メイン写真)

国内外から多くの登山客が訪れる富士山は、いうまでもなく日本を代表する名峰。そのなだらかで雄大な形状は、文句なしに人を納得させる美しさだ。

富士登山が普遍的な人気を維持し続けているのも、人々に「富士山を制覇したい」という思いを抱かせるからなのだろう。

とはいえ富士登山は決して楽ではなく、危険も多い。そのため登るためには訓練や準備が必要となるわけだが、その一方、登らなくても富士山の魅力を堪能できるチャンスがあるのをご存知だろうか?

全周約153キロに及ぶすそ野を17回に分けて歩いて1周しようという、「富士山すそ野ぐるり一周ウォーク」(企画運営・クラブツーリズム)がそれだ。これまでにも多くの人が参加し、大きな反響を呼んでいるのだという。

陣馬の滝。

陣馬の滝。

全17回ということは、各回平均約9km。歩く距離が短く、しかもアップダウンは少ないので、ウォーキング初心者でも無理なく歩くことができるわけだ。また、それぞれが異なった時期であるため、季節の移り変わりと、それに伴って変化する富士山の表情を存分に楽しむことができる。

うれしいのは、さまざまな意味において参加者に負担を強いることがない点である。山野草や歴史などに詳しく経験豊富な講師がガイドしてくれるだけでなく、歩きながらガイドの声を聞くことのできるガイディングレシーバも付属。美しい草花、湖、さらには神社など、すそ野ならではの見どころをしっかりと体験することができるのだ。

撮影しておきたいビュースポットでは、シャッターチャンスが用意された写真タイムも。食事もお弁当ではなく、地元特産の昼食が振る舞われ、毎回歩いた後には温泉入浴も待っている。

なお、すべて完歩した人には記念品と完歩証が、そして参加者全員にオリジナル記録帳も進呈される。そのため、ウォーキングのモチベーションは必然的にアップするのである。

第1回は、富士山と縁の深い北口本宮冨士浅間神社からスタート。無事に歩き切ることができるように、霊峰富士山を象徴する女神である「木花開耶姫命(このはなさくやびめのみこと)に祈願。その後、道の駅富士吉田で買物と昼食を楽しんだのち、午後は緑豊かな東海自然歩道を散策。最終的には、ハイライトとなる湧水池・忍野八海を目指す。

忍野八海と富士山(第1回)

忍野八海と富士山(第1回)

第2回以降も、「忍野八海から山中湖前」〜「山中湖前から須走」〜「須走から樹空の森前」〜「樹空の森から忠ちゃん牧場」〜「忠ちゃん牧場から勢子辻」〜「勢子辻から村山浅間神社(石畳の村山古道)」〜「村山浅間神社から北山本門寺」〜「北山本門寺から白糸の滝」〜「白糸の滝前から田貫湖」〜「田貫湖からふもとっぱら」〜「ふもとっぱらから割石峠」〜「割石峠から精進民宿村」〜「精進民宿村から富岳風穴前」〜「富岳風穴から西湖」〜「西湖から八木崎公園」〜「八木崎公園から北口本宮冨士浅間神社」と、地図上のルートにピンを打っていくような感覚でウォーキングを段階的に楽しめる。

田貫湖から見たウォーキング風景。

田貫湖から見たウォーキング風景。

しかもうれしいのは、最初からではなく、途中回からの参加も可能だということ。そのため一人参加者も多く、無理なく旅の仲間を増やしていくこともできるのである。全員が同じ目的のもとに集まるだけに、その絆も強いものになるはずだ。

完歩者を囲んで。

完歩者を囲んで。

ツアーを企画したクラブツーリズム スポーツ旅行センターの桐本亮三さんは、「このシリーズは今年で9年目を迎え、のべ7,000名のお客様にご参加いただきました。最初はお弁当だった行程も温かい地元の物を食べていたたいと言うお客様の声から、店での昼食に改善したり、数々の工夫を重ねてきました。富士山は登るも良いですが、見るもの素敵です」とのこと。

変化し続ける雄大な自然を全身で受け止めるだけでなく、体力増進効果も抜群。一度参加してみれば、人気の高さにも納得できることだろう。

【「富士山すそ野ぐるり一周ウォーク」ツアーのお問い合わせ】
クラブツーリズムスポーツ旅行センター
電話/03-5323-5566
http://www.club-t.com/

文/印南敦史

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