優しい肌ざわりで、ほっこりと体を包み込む室内着をご紹介。
表地は「ドビー織」という技法により細かな凹凸柄が付けられ、さらさらの手ざわりが心地よい。着心地を左右する裏地には「和晒ガーゼ」が使われている。
「和晒(わざらし)」というのは、織り上がった木綿を何日もかけて釜で炊き、不純物を取り除く技法とそれにより仕上がった生地のことを指す。江戸時代より続く製法で、生地にストレスがかからないので、吸水性と通気性に優れる。
生地に圧力をかけて短時間で仕上げる「洋晒」では取り除かれてしまう毛羽(けば・生地の表面に残る柔らかな毛)が残るので、肌ざわりがよく洗濯を繰り返すごとに風合いが増してくる。
大阪府堺市には、数少なくなった「和晒」の伝統産業が残る。本品の製造元の角野晒染(かどのさらしそめ)は、昭和6年(1931)の創業以来「和晒」の技法と製法を守り続けている。
そんな「和晒ガーゼ」の肌あたりは快適そのもの。体を締め付けることもないので、外出着から着替えると心身共にリラックスする。休日の室内着にしてもよし、パジャマとして使ってもよし。ゆったりとした時間を過ごすためのホームウェアの逸品である。
商品名/和晒ホームウェア
メーカー名/角野晒染(日本)
価 格(消費税8%込み)/14,040円