湾曲した刃先で食材が切りやすい
関市が日本最大の刃物産地となった起源は、鎌倉時代、刀鍛冶に最良な松炭や土、水が豊富で、多くの刀匠が移り住んだことによる。中でも、2代目・孫六兼元の刀は評判で、「関の孫六」の名で世に轟いた。日本有数の刃物メーカー「貝印」がこの地に伝わる「折れず、曲がらず、よく切れる」の信念と、自社の刃物の生産技術を掛け合わせて作り上げたのが「関孫六」ブランド。切れ味にこだわった包丁やスライサーなど、約300種類があり、本品もそのひとつだ。
「長い刃先が湾曲したこのキッチンハサミは、開発に約1年半の歳月をかけた自信作です。食材をすくうように挟み、切るものが滑りにくい細かな凹凸による鋸歯状の刃が優れた切れ味を生みます。下処理が大変な鶏肉もまな板いらずでスパッと切れます」と、同社商品本部の安保明さん。
継ぎ目のない一体成型で、洗浄時は2つに分解できるため洗いやすい。オールステンレス製なので、熱湯消毒も可能で清潔に使える。大きめのハンドルは握りやすく、軽さも扱いやすさのポイントだ。
「素材は鍛造で純度を高め、衝撃に強く、強靭性を持たせています。また、切れ味については職人がひとつずつ調整して仕上げます。よく切れる鋏なら食材の下処理がスムーズで、時短調理に最適です」(安保さん)
【今日の逸品】
鍛造オールステンレスカーブキッチンハサミ
関孫六
6,600円(消費税込み)