「畳の可能性を広げたい」と、フローリング畳の開発に尽力する「畳ギャラリィ燈心草」は、イグサの生産地で知られる熊本で畳の原料を卸売りする畳専門店。「浴室用畳マット」は社長の中川正秀氏が考案し、長い年月をかけて完成させた画期的なアイテムである。
「畳表は、人工イグサを一本ずつ丁寧に機械で織り上げています。また、本来の畳同様に畳表と芯材を接着しない製法で、本物の畳さながらの柔らかさを追求しました。踏みしめたときの気持ちよさに心が安らぎますよ」と話す中川氏。
畳表全体に洗面器1杯分のお湯をかけるだけで、お湯が織り目に浸透し、ぬくもりが持続する。ひんやりとした冬場の浴室の床がこのマットを敷くだけで、座りながら寛げる空間に早変わりする。芯材は、強度と軽量を重視したプラスチック板を採用。裏面には、クッション性に富んだ凸凹の滑り止めシートを使用し、マットを踏むと自重で床にフィットする仕組みとなっている。
「使用後は湯や水で洗い流して壁に立てかけ、乾かしておくだけでよいので、手入れが楽です。軽いので持ち運びも簡単。耐久性にも優れた自信作です」と、中川氏はほほ笑む。浴室に畳マットを取り入れれば、馴染みのある感触に癒やされ、心身共にリラックスしたバスタイムを満喫できる。
【今日の逸品】
浴室用畳マット「浴座好」
畳ギャラリィ燈心草
10,780円(消費税込み)