浴室用畳マット「浴座好」｜浴室の床に畳のぬくもり　20年かけてたどりついた理想の踏み心地と使い勝手

　

イグサの名産地・熊本にある「畳ギャラリィ燈心草」は、畳のよさを全国のみならず世界に広めようと活動する畳専門店。その社長である中川正秀氏が、40年前に着想したのが浴室用畳だ。
「撥水性、耐熱性、強度、安全性、心地よさ。すべての条件をクリアするため、素材や構造に工夫を凝らして試作を重ねました」と中川氏。仕事の合間にひとりで研究を進め、発案から20年を費やして形にしたのが本品である。

まるで本物のような畳の風合いと柔らかさが特徴。畳表は人工のイグサを一本一本織り込んであり、芯材は強度に優れたプラスチック板を使用。裏面は床面とのズレを防ぐために、7mmの凹凸が施されている。踏むと自重で床にフィットするため、安全に使える。

入浴時、お湯をかけると温かくなり、程よい弾力が足裏に気持ちいい。軽量で扱いやすく、手入れは湯や水で洗い流して立てかけるだけと簡単。ひと晩で乾き、カビや黒ずみも付きにくい。
「自宅で7年間使ったものを輪切りにしても、中には変化なし。永くご愛用ください」と語る中川氏だが、耐久性の高さは商売にならないほどと笑う自信作。評判は広がり、全国の温泉・介護施設、家庭でも愛用されている。

断面をカットした状態。芯材は、耐圧強度に優れたダンボール形状のプラスチック板。裏面はクッション性のある滑り止めシート。厚みは2cmで踏み心地よし。

【今日の逸品】
浴室用畳マット「浴座好」
畳ギャラリィ燈心草
10,780円（消費税込み）