冷たさを感じる浴室にぬくもりを演出するマット。程よい弾力で足裏触りが心地よく、お湯が織り目に浸透して温かくなる優れものだ。その評判は高く、家庭のみならず温泉宿や介護施設などでも広く愛用されている。考案は畳原料の仕入れに70年以上携わる「畳ギャラリィ燈心草」社長の中川正秀氏。一般的な畳店ではあまり作らない軽量で扱いやすいフローリング畳を次々と開発する傍ら、畳の可能性を広げたいという思いから、素材選びや構造に長い歳月をかけて完成させた自信作だ。
畳部分はさらりとした踏み心地を求め、人工イ草の一本一本を機械で織り込み、人の手で微調整して本物さながらの柔らかさを捻出。芯材は強度に優れた段ボール形状のプラスチック板。裏面は凸凹の滑り止めシートで、踏むと自重で床に密着し、転倒を防ぐ。
「“お風呂に畳?”と驚くかもしれませんが、馴染みのある感触にホッと寛げますよ。耐水性のある素材で、使用後にお湯か水で流して壁に立てかけ乾かすことで、清潔さを保てます。アウトドアで使ったり、赤ちゃんのおむつ替えの台にも人気です。大切な方へのプレゼントにもどうぞ」(中川氏)
【今日の逸品】
浴室用畳マット「浴座好」
畳ギャラリィ燈心草
10,780円(消費税込み)