若いころはジーンズを愛用していたが、今は体形が変わったからと諦めている方も多いのでは。もう一度ジーンズをはきたいと願う熟年男性のために、国産ジーンズ発祥の地である岡山県・児島のジーンズメーカー・「ベティスミス」は、平成12年にオーダーメイドジーンズの製作を始めた。
4年後に立ち上げたオーダーメイドの新ブランド「デニムワークス」はシニア男性を中心に評判となり、これまでに述べ2万人が注文。集積された型紙(パターン)を選び抜いたマスターパターンから誕生したのが、本品だ。
同社のジーンズがシニア男性を惹きつけてやまない理由は、心地よい着用感と美しいシルエットにある。生地は、柔らかく織り上がる旧式力織機によるセルビッチデニム。それを熟練の職人が縫製することで、圧迫感のないソフトなはき心地に仕上がっている。「ウエストに縫い付けるベルトには、腰まわりのフィット感を高める独自の『カーブベルト』を採用。緩やかな曲線に仕立て、ヒップ上部のたわみを解消しました」と、代表の大島康弘氏は語る。
シルエットは定番のテーパードタイプで、ジャケットにも合わせやすい。長年はき込んだようにフィットし、見た目はもちろん心まで若返ったような喜びを与えてくれる一本である。
【今日の逸品】
ヴィンテージ・セルビッチデニムパンツ
ベティスミス
14,300円~(消費税込み)