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時代を超えて受け継がれ、語り継がれる名車の物語

初代ロードスターを手に入れて、最愛の女性とかけがえのない時間を過ごしてきたと語る『サライ』読者の鈴木秀顕さん。妻の公子さんと21年前に初ドライブした想い出の地を、もう一度、4代目ロードスターで巡る。

 

初代ロードスターと『サライ』の誕生年と同じ1989年創業のオーベルジュ『ル・タン』。 オーベルジュ ル・タン 静岡県伊東市十足(とうたり)614-187 TEL.0557-45-5181 ランチ11時30分~14時(最終注文)、ディナー18時?20時(最終注文)、 1泊2食付きひとり2万671円~(税・サービス料込み)。

初代ロードスターと『サライ』の誕生年と同じ1989年創業のオーベルジュ『ル・タン』。●オーベルジュ ル・タン 静岡県伊東市十足614-187 TEL.0557-45-5181 ランチ11時30分~14時(最終注文)、ディナー18時~20時(最終注文)、1泊2食付きひとり2万671円~(税・サービス料込み)。

 
待ち合わせ場所に到着すると、鈴木秀顕(ひであき)・公子(みやこ)さん夫妻はすでに出発準備を整えていた。4代目となる新型マツダ・ロードスターを前に開口一番、秀顕さんが言う。

「何十年経っても、ロードスターは絵になる格好いい車ですね」

秀顕さんがロードスターのハンドルを握るのは12年ぶりだ。

「あいにくの曇り空ですが、幌を開けて走りましょう」(秀顕さん)

隣で妻の公子さんもうなずく。

鈴木秀顕・公子さん夫妻(神奈川県横須賀市在住)

鈴木秀顕・公子さん夫妻(神奈川県横須賀市在住)

幌は前窓枠中央上部のフックを外し、押し上げながら後方に動かすと座席の後部に収まる。もちろん、席に座ったまま操作が可能だ。

「初代同様、幌は手動式ですが、随分扱いやすくなりましたね」

エンジン始動用のボタンを押し、ドア窓を全開にして出発。

「オープンカーの醍醐味は、ドア窓も全開にしてこそ味わえる。初めて購入した初代ロードスターも、そうして乗っていました」

湘南の海岸線を走るにつれ、秀顕さんの脳裏に21年前の記憶が蘇よみがえる。目指すは、ふたりが初めて出会った思い出の地、伊豆高原だ。

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西湘(せいしよう)バイパス(神奈川)を、ドア窓も全開にしてロードスターを走らせる秀顕さん。かつて、公子さんに会うために走った道だ。

 
愛車で妻となる女性のもとへ

秀顕さんがロードスター(初代)を購入したのは24年前、38 歳の時。生まれて初めて買った車だった。

「デザインや機能など個性が際立っていました。発売時(1989年)からどうしても欲しくて」

仕事を掛け持ちしながら昼夜働いてお金を貯めた。そして2年後、念願のロードスターをついに購入。マニュアル車で、エアコンやパワーウィンドウのないモデルだった。

「それでも不都合はなかったです。むしろ、自分で操作できる余地があるところが大好きで、結局、13年間も乗り続けました」

秀顕さんはロードスターで走り回った。その舞台は主に伊豆半島。時には京都や奈良にも出かけた。

そんな折、結婚相談所の紹介で知り合ったのが公子さんだった。公子さんはもともと神戸で暮らしていたが、父親の退職に伴い両親の念願だったペンション経営のため、家族で伊豆高原に移住した。

「彼女(公子さん)に会うため、ロードスターで彼女の自宅兼ペンションに行きましてね。そして初対面の彼女を見て“この女性しかいない!”と心に決めました」

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相模湾(さがみ)を望みながら伊豆高原に向かう。「曇り空ですが、風の巻き込みが少ないので幌を開けても快適です」(秀顕さん)

初デートは、伊豆スカイライン経由で沼津までのドライブだった。

「このルートは海が見えたかと思うと山の中に入ったりで、景色が次々と変わるのが楽しいんです」

途中、昼食をとるため、伊豆高原のオーベルジュ『ル・タン』へ。

「『ル・タン』は伊豆高原に住んでいた頃から、一度は泊まって美味しいフランス料理を楽しんでみたいと思っていた憧れのオーベルジュです。でも、当時の私たちには敷居が高すぎて」(公子さん)

手入れの行き届いた上質な設えの館内で、ランチのコース料理に舌鼓を打ちながら、ふたりは想い出話に花を咲かせていく──。

『ル・タン』のランチ(5000円~)の一部 『オーベルジュ ル・タン』の公式ホームページ http://www.le-temps.jp/

『ル・タン』のランチ(5000円~)から、手前は仔牛を使ったメイン料理、奥は自家菜園の野菜を主に富士山サーモンのスモークなどの前菜。


「未知の世界に誘ってくれるのが、ロードスターと『サライ』です」

初代ロードスターでの初デート後、ふたりは交際を開始。秀顕さんの伊豆高原通いは日常のようになる。出会いから半年後に結婚。その後も、秀顕さんは休日になるとペンションの仕事を手伝い、伊豆高原は自分の庭になった。そんな想い出の詰まった伊豆高原の道を、結婚20周年という節目に、新型ロードスターで走る。

6速自動変速機と1.5Lエンジンは、伊豆の上り下りが激しく曲がりくねった道でも軽快に走る。

「最新技術が投入されているだけあって、新型は本当に乗りやすくなりましたね。しかも、初代で感じた高揚感、“人馬一体感”も継承されている。すごいことです」

助手席の公子さんも、普段は50㏄バイクを活用しているだけあって、幌を開けたロードスターで伊豆高原の風の感覚を楽しんでいる。

伊豆スカイラインの峠道を疾駆する。低重心構造や路面をしっかり捉とらえる足回りなどによって〝人馬一体〟の走りを楽しめる。

伊豆スカイラインの峠道を疾駆する。低重心構造や路面をしっかり捉とらえる足回りなどによって〝人馬一体〟の走りを楽しめる。

「伊豆の瞳」と称される一碧湖(いっぺきこ)畔にて。「幼い頃の娘は、ここのボートに乗るのが大好きで、3人でよく来ましたね」(公子さん)

「伊豆の瞳」と称される一碧湖(いっぺきこ)畔にて。「幼い頃の娘は、ここのボートに乗るのが大好きで、3人でよく来ましたね」(公子さん)

 
休憩に立ち寄った池田20世紀美術館も、ふたりがよく行った想い出の場所だ。館内の喫茶室で『サライ』との関わりをこう話す。

「創刊号(初代ロードスターの登場と同じ1989年)から愛読しています。当時は若者向けの雑誌ばかりだったので、やっと大人の読める雑誌が出た、というのが第一印象です。時代に流されない記事が読める『サライ』は、自分の知らない世界に誘ってくれるのでとても勉強になる。今では中学校に通う娘も愛読者のひとりです」

かつて何度も足を運んだという池田20世紀美術館。ルノワールやピカソ、ウォーホルなどの名作を常設展示する(※)。 写真は喫茶室『レジェ』。 池田20世紀美術館 静岡県伊東市十足614 TEL.0557-45-2211 開館:9時~17時 休:水曜(祝日の場合は開館、7月~8月と年末年始は無休)入場料:1000円 ※2016年1月14日~3月15日まで、開館から40年を振り返る「池田20世紀美術館 40年の歩み展 Part3」を開催。

かつて何度も足を運んだという池田20世紀美術館。ルノワールやピカソ、ウォーホルなどの名作を常設展示する。写真は喫茶室『レジェ』。
池田20世紀美術館 静岡県伊東市十足614 TEL.0557-45-2211
開館:9時~17時 休:水曜(祝日の場合は開館、7月~8月と年末年始は無休)入場料:1000円
※2016年1月14日~3月15日まで、開館から40年を振り返る「池田20世紀美術館 40年の歩み展 Part3」を開催。

 
鈴木さん夫妻は3年後、娘さんの大学進学を機に北海道への移住を考えている。

「横須賀から北海道まで、車を使ってゆっくり旅をしようと思っています。車はもちろんロードスター。高速道路は使わず、一般道で北上していく。訪ねてみたい場所がたくさんあるんです。それが今の私たちの夢ですね」

【ドライブを終えて】

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次回(『サライ』3月号)は、26年前の初代ロードスターを今なお大切に乗り続けている『サライ』愛読者が登場します。

「マツダ ロードスター」×『サライ』共同企画【第1回~大人が夢中になれるモノづくりの原点とは?】の記事はこちら

協力/マツダ株式会社

 

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