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旅行

魅惑のマカオ旅行(その4) 東西文化が融け合い、街全体がアート作品! 世界遺産のマカオ歴史地区探訪

1999年までポルトガルに統治されていた中華人民共和国 マカオ特別行政区、マカオ。急成長を遂げるこの街は、東西の文化がバランスよく入り混じり、独特の風景を作り出しています。これまで島の魅力を紹介してきましたが、マカオ紀行の4回目は中国本土と接するマカオ半島を紹介します。半島の南端にある媽閣廟(マァコッミュウ)からセナド広場に向かう約2キロのウォーキングコースは、見どころにあふれるおすすめの散策路です。

マカオの地名はここから?

島から西湾大橋を渡り半島へ。南端に聳え立つマカオタワーがぐんぐん近づいてきます。橋の終点から1キロほど北に進むと、緑の少ないマカオでは珍しく、航海の女神を祀ったマカオ最古の寺院・媽閣廟のある自然豊かな小山が見えてきました。急な階段を登っていくと、クルクルと巻かれた巨大な線香が吊るされ、モクモクと煙を吐いています。

緑いっぱいの媽閣廟。寺院のまわりでくつろぐ人々の姿も。

緑いっぱいの媽閣廟。寺院のまわりでくつろぐ人々の姿も。

ところで、「マカオ」の地名は、この媽閣廟が由来らしいのです。上陸したポルトガル人が「ここはどこ?」と聞いたところ、地元の人が「マァコッミュウ」(媽閣廟)と寺の名前を答えたからといわれています。

カラフルな住宅街を抜けて鄭家屋敷へ

参拝客でにぎわう媽閣廟から住宅街を抜けて鄭家屋敷を目指します。「築何年?」と心配になるような古びたアパートメントが並んでいますが、地震がほとんどないので、多少ゆがんでいても大丈夫そうです。それぞれ建物を自分の好きな色に塗ったのでしょうか、統一感のまるでないところが自由気ままなマカオの人々らしくて、歩いていて楽しい通りです。

古い住宅街。出窓にめいっぱい布団を干しています。

古い住宅街。出窓にめいっぱい布団を干しています。

ポルトガル語で「山の泉」を意味するリラウ広場を過ぎ、清時代の文豪であった鄭観應(てい・かんおう)の邸宅「鄭家屋敷」へと向かいます。1881年に建てられたこの邸宅、門をくぐると大きな丸い通用門がありました。時々、見かけるこの丸い門、運動神経のにぶい私などは、考え事をしていたら、うっかり足を引っ掛けて転んでしまうのではないかと心配になるのですが、何か意味があるのでしょうか。

調べてみると、12世紀の中国の禅寺であらゆる人を受け入れるという意味で丸い通用門を作ったところ、それがブームとなったそうです。邸宅の主である鄭観應さんは、自分の家をいろいろな人が集う場所として提供したかったのかもしれませんね。

中華風の丸門。ウエルカム!の印です。

中華風の丸門。ウエルカム!の印です。

部屋の数は60もあり、最盛期には300人も住んでいたそうです。ひとつのファミリーの私邸としては、マカオでは最大級だとか。部屋の中は西洋風の装飾と中華風の模様が融合し、中庭には光があふれています。昔のシェアハウスと言っていいのかわかりませんが、中庭では住人が毎日、おしゃべりに花を咲かせていたのかもしれません。

格子が美しい窓。中庭がたくさんあり、どの部屋も明るい。

格子が美しい窓。中庭がたくさんあり、どの部屋も明るい。

犬の公衆トイレにうっかり…

鄭家屋敷を後にして、高棲街を北に進み、聖ローレンス教会に向かいます。1803年に建てられたこちらの教会、特徴は天井のターコイズブルー。前回(詳しくはこちら)紹介した原色の色遣いがユニークな聖フランシスコ・ザビエル教会とは違って大人の雰囲気です。

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ターコイズブルーが印象的な聖ローレンス教会。

ターコイズブルーが印象的な聖ローレンス教会。

 

続いてドン・ペドロ5世劇場や聖オーガスティン教会を見ながら、ブラブラ街歩きを楽しんでいると、小さな丸い砂場を見つけました。

「子供の砂場にしては小さいな?」と何気なく足を踏み入れると、周囲から「ああ! 白石さん、踏んでるよ!」と声が。な、なんと、ここは犬のトイレ! よく見れば犬の標識が立っていて、「W.C.」の文字が…。マカオに犬の公衆トイレがあるとは! 世界遺産の街なので、ワンちゃんの落し物にまで気を遣っているのかもしれません。よくよく地面を見れば、公衆トイレまで我慢できなかったワンちゃんの落とし物もあるようで、この標識を見つけたら近づかないほうがいいのかも。

うっかり入ってはいけません! 犬の公衆トイレです。

うっかり入ってはいけません! 犬の公衆トイレです。

犬のトイレ事件にもめげず、たどりついた聖オーガスティン広場は、波型のタイル模様が印象的な美しい広場です。

聖オーガスティン広場。ここも世界遺産のひとつ。

聖オーガスティン広場。ここも世界遺産のひとつ。

ベンチに座ってコーヒーを片手に談笑する人々を見ていると、まるでポルトガルの街角にいるかのようです。ロバート・ホー・トン図書館などを見学しながらセナド広場に到着。噴水に涼を求める人たちが腰掛けています。この広場は、昼間よりもライトアップされる夜がおすすめ。周辺のお土産物屋さんも商売熱心、夜遅くまで開いています。 

セナド広場の円形の噴水。腰掛けながら語らう人々。

セナド広場の円形の噴水。腰掛けながら語らう人々。

 

オバケは出ない?幻想的な夜の街へ

マカオの街歩きが楽しいのは昼だけではありません。

外灯に照らされたレトロな通り。

外灯に照らされたレトロな通り。

 
半島の中央に位置する聖ラザロ教会周辺の道を歩くと、石畳と古い西洋建築の街並みがライトアップされて闇に浮かび、なんとも幻想的です。道の途中、女性用の養老院だった仁慈堂婆仔屋(アルベルゲSCM)などの豪華な建物が残っていいて、中庭には大きな2本の木が天に向かって枝を伸ばしています。 

養老院として使われていた仁慈堂婆仔屋。

養老院として使われていた仁慈堂婆仔屋。

 
かつて養老院だった頃、おばあさんたちが井戸端会議を楽しんでいたのでしょうか、中庭のはじっこで小さな井戸を見つけました。ライトアップされているので、日本の古井戸よりも怖くはないのですが、なかなか雰囲気があります。そこへ同じプレスツアーで仲良くなったスポーツ誌の記者さんが、井戸に歩みよりじっと中を覗いています。

おや? まだ井戸の底に水があるのだろうかと、「どうしました?」と、声をかけるとニヤッと笑った記者さん、「うおーっ! うらめしや~!」。突然、脅かされて思わず絶叫してしまったのですが、本当ならば取材でぞろぞろ歩くより、素敵な人と腕を組んで歩きたいロマンチックなエリアです。

光る井戸の底のなかに何が?と思ったら…。

光る井戸の底に何が? と思ったら…。

皆でぶらぶら、夜の街へ。治安がいいので夕涼みに。

皆でぶらぶら、夜の街へ。治安がいいので夕涼みに。

 

次回(最終回)は、半島の中でも最もエネルギッシュな庶民の台所、市場周辺をご案内します。

取材協力/マカオ観光局

取材・文/白石あづさ
旅ライター。地域紙の記者を経て、約3年間の世界旅行へ。帰国後フリーに。著書に旅先で遭遇した変なおじさんたちを取り上げた『世界のへんなおじさん』(小学館)。市場好きが高じて築地に引っ越し、うまい魚と酒三昧の日々を送っている。

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