物価高や世界情勢など景況感が心配される昨今、ちまたには投資や節約の情報が溢れています。そのような中、投資資金の準備や宝くじに頼ることもなく、明日からすぐにでも取り組め、最短数日で効果がでる金運上昇術が「風水」です。風水は、単なる迷信や占いではなく、政治や経済に重用された学問であり、約4000年以上とも言われる長い歴史の中で培われた「環境と人間の調和を考える哲学」の側面もあります。

龍の子孫であると伝えられてきた「愛新覚羅家」(中国の清朝の皇帝)の末裔であり、20年にわたり、東洋哲学や中国古典思想をもとにした長年の風水研究と、25,000人以上を鑑定してきた実績を併せ持つ、愛新覚羅ゆうはん氏の最新刊『金運龍神風水 一生お金に困らない開運術』(日本文文芸社)では、風水で金運を上げていく仕組みをつくり、財力を上げていくために「実践していく行動力」が最も大切であることを説いています。

本書は、「投資ブームに焦るも行動できない」「お金の管理に自信が持てない」「生まれつき金運のなさを感じる」「稼いでもなぜかたまらない」……、そんな人たちにおすすめの一冊です。今回は、「金運をめぐらせる3つの力」についてご紹介します。
※本書では、守護龍別9年分の運勢バイオリズム、金運を上げる「風水護符」などの特典があります。

文/愛新覚羅ゆうはん

みんなが見落としがちな風水の効果

「風水はお金を増やすのに一番おすすめ!」と言われても、正直、本当かな? と疑いたくなる人も多いかもしれません。確かに、よく言われる、「金」をつかさどる方位の西に開運アイテムを置く、とだけと考えると、何も変わらないかもしれません。しかし、目に見えるものは、人や物事に変化を与えてくれます。無意識のうちに、感情や思考に変化が出て、「気」にも影響しているのです。

実はそれこそがポイント。
環境を変えることが自分の気も高め、その結果、開運できる。のであるならば、自分から気を高めることを同時に行えば、相乗効果を生む! ゆうはん流風水とは、この考えに基づいて「部屋・もの」といった住環境と自分の「マインド・習慣」の両面に変化を起こし、金運の引き寄せ力をアップさせるものです。

「節約より投資より、まずは風水を!」とお伝えするのには、風水の実践を積み重ねていけば、確実に自分にも良い効果をもたらすものであるということが大きな理由のひとつです。頑張って節約して貯金するのも、頑張って勉強して投資をするのも、もちろんお金を増やすための選択肢として間違いないのですが、良い運気の流れに乗っていれば、その頑張りはもっと楽になるかもしれません。むしろ、自然にお金がめぐってきます。そして、その効果は何倍にも増える可能性があるのです。そして、風水には、環境や自分自身を整えることで、「自分が欲する本当の豊かさ」に出会えるというメリットもあるのです。

金運をめぐらせる3つの力を知る

これまで中国のお金持ちが金運を動かすためにもっとも重視している、3つの力についてお話ししていきます。お金は「天下のまわりもの」といいます。陰陽思想において金は「陰」、五行思想では「金」と「水」となり、常に流れ、とどまらないことを「吉」とします。お金を増やしたいのであれば、このお金の性質が発揮される「循環」を意識することが大切です。つまり、金運のめぐらせ方が鍵となります。多くの方がお金持ちの「お金の稼ぎ方」を学びたいと思っていますが、中国では、お金の稼ぎ方よりもお金をどう使い、どう金運をめぐらせるのか、それを学ぶことを重要視するのです。ポイントとなるのが3つの力です。

1.発財力…財を成して使う力

私たちがお金を稼ぎ、お金を使うことを表します。お金を生み出して循環させられるかが金運を動かす、もっとも基本的な力となります。お金を稼いで使うことは、自らの力で報酬を得ることであり、それが評価として認識されるので、充実感が生まれます。

2.蓄財力…財を貯める力

「備えあれば患(うれ)いなし」とも言うように、お金を蓄えることです。稼いだお金を常に浪費し、手元にない状態では、自己投資の機会を逃したり、いざというときに困ってしまったりします。蓄財力は、安定力と同時に投資力に直結します。そして貯金が増えると、安心感が生まれます。

3.招財力…財を引き寄せる力

他の2つの力と異なるのが、目に見えない力が関わっている点です。お金は、他力によっても運ばれてくるものです。招財力が強い人には福の神が舞い込み、人とのご縁をつなげてくれます。ご縁や運によって財や富がもたらされることで幸福感が生まれます。

「発財力、蓄財力、招財力」、この3つが揃うと、お金はどんどん増えていくでしょう。それと同時に、「充実感、安心感、幸福感」が揃うことで、物質的な豊かさだけでなく、心も満たされていくのです。ここで注意したいのは、3つの力を強化する順番です。多くの方がやりがちなのが、とにかく招財力を高めようと熱心に取り組むけれど、発財力、蓄財力への関心、取り組みはなおざりというパターン。発財力があることによって、蓄財力が生じ、周囲の人や目に見えない力の応援によって招財力が高まり、お金の循環の法則は完璧な動きとなっていきます。招財力は、発財力、蓄財力があってこそ。注力するのは最後です。

また、3つの力のパワーバランスも重要です。
発財力:蓄財力:招財力=6:2:2
安心感を強く得たいという方は、発財力:蓄財力:招財力=5:3:2にしてもいいでしょう。ポイントは、ここでもまた招財力ばかりを強化しないこと。他力や運に頼ることも才ですが、神様にも、応援してくれた人にも、それ相応のお礼やお返しをしなければなりません。そのため、発財力、蓄財力が招財力よりも多くないと成り立たないということです。この3つの力を備え、どんどん金運をめぐらせていきましょう!

*  *  *

金運龍神風水 一生お金に困らない開運術
愛新覚羅ゆうはん/著
日本文芸社 1,540円(税込)

愛新覚羅ゆうはん(あいしんかくら・ゆうはん)
作家、デザイナー、開運ライフスタイルアドバイザー(占い・風水)。
中国黒龍江省ハルビン市生まれ。映画『ラスト・エンペラー』で知られる清朝の皇帝・愛新覚羅氏一族の流れをくむ。5歳のときに来日し、幼少期から備わっていた透視能力に加え、東洋・西洋あらゆる占術に精通し、占い師として20年で延べ25,000人以上を鑑定。おもに、占いの3つの大道といわれる風水や四柱推命、易経などをもちいて、「人と運と暦」の関係性を独自に研究、発信しながら、中小企業向けの講演会や暦を活かしたセミナーを行う。古神道歴は20年以上で、神社アテンドのイベントは全国で満員が相次ぐ。また、2020年より陶器上絵付け作家として国立新美術館で作品展示をするなど、多岐にわたって活動をしている。著書に『いちばんやさしい風水入門』(ナツメ社)、『神さま・仏さまとのご縁のつなぎ方』(ブティック社)、『人生が変わる! 住んでイイ家ヤバい家』、『一番わかりやすい はじめてのイーチンタロット』(すべて日本文芸社)などがあり、著書累計部数は28万部を超える。

 

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