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4つのポイントから探る愛猫の粗相の原因と対策
空前の猫ブームといわれる昨今。でも、猫の生活や行動パターンについては、意外と知られていないことが多いようです。人間や犬の行動に当てはめて考えて、まったく違う解釈をしてしまっていることも少なくありません。昔から猫を飼っているから猫の性格や習性を熟知していると思っていても、じつは勘違いしていたということが結構あるようです。

そこで、動物行動学の専門医・入交眞巳先生(日本獣医師生命科学大学)にお話を伺いながら、猫との暮らしで目の当たりにする行動や習性について、専門的な研究に基づいた猫の真相を解明していきたいと思います。

つゆ先輩のおトイレの様子を見学中の保護子猫のもめんちゃん(左)ととうふちゃん(右)。つゆ先輩、焦っているようです。

わさびちゃんち(文末に解説あり)のつゆ(写真中央)のおトイレ様子を見学する保護子猫のもめんちゃん(左)ととうふちゃん(右)。つゆ先輩、焦っているようです。

私は大学の獣医学部で教える傍ら、ペットクリニックでも診察をしています。猫の飼い主さんからのS.O.S.で最も多いのが、「うちの子の粗相をなんとかしたい」というものです。粗相、つまりトイレの悪い癖についてということなのですが、これ、猫について充分わかっている方でも、悩みの種のひとつとして「あるある!」と頷いてしまう向きも多いのではないでしょうか。

前回は、猫の粗相の大半は、トイレ環境を改善することで防ぐことができるというお話をしました(詳しい記事はこちら)。でも、猫もいろいろ。事情もいろいろ。トイレや砂を変えたけど、相変わらずお布団やクッションでの「おちっこテロが止まらない!」と頭を抱える人はいるかと思います。

粗相とひとくちにいっても、その目的はさまざま。マーキング、アピール目的、たまったストレスを解消するため、病気など、いろいろな可能性が考えられます。中には、人と住む環境にまだ慣れていなくてトイレ以外の場所でしまう子もいるかもしれません。

上記の最初に挙げたマーキングか粗相かを見極める方法は簡単です。マーキングは別名を「スプレー行為」ともいいますが、その名の通り、霧状のおしっこを体の後方に向かって噴射します。量も、おしっこよりも少なめ。マーキングの目的は「印つけ」ですが、これについてはまた別の機会に詳しくお話したいと思います。

トイレ環境のせいでもない、マーキング(スプレー)でもないとすると、他の原因を考える必要があります。そこで、4つのポイントから粗相の原因と改善策を探ってみましょう。

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