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猫の避妊・去勢手術ってしたほうがいい?

取材・文/渡辺陽

猫の避妊・去勢手術ってしたほうがいい?

「病気でもないのに猫の避妊手術や去勢手術をするのって、なんだかかわいそうで……」という声をよく耳にします。迷っている間にも猫は、どんどん成長していくのですが、雄雌で飼っている場合には望まない妊娠を防ぐため、手術は不可欠です。オスだけ、あるいはメスだけの場合でも避妊手術や去勢手術はしたほうがいいのでしょうか。不妊手術のメリットとデメリットについて、獣医師の橋本恵莉子さんにお話を伺いました。

■オス猫の去勢手術のメリットはあるのでしょうか?

「オス猫の場合、去勢をしていないと、家の中でも外でも「スプレー行為」というマーキングをします。立った状態で、少量のオシッコを後ろに向けて、まさしくスプレーのように壁など垂直のものに向けて噴射するのですが、その臭いのくさいこと! 家の中でされたらたまったものではありません。でも、この強烈な臭いで自分の縄張りを主張するのがオス猫の習性なんです。また、去勢していないオス猫の場合、非常にケンカっ早く、オス猫同士多頭飼いしようものなら、その抗争の騒音にも悩まされます。これでは、せっかく楽しいはずの猫との暮らしが台無しですよね」

「しかし、去勢をすると、約9割のオス猫は、スプレー行為をしなくなり、普通にトイレでオシッコをするようになります。約1割のオス猫は、相変わらずスプレー行為をするのですが、尿の臭いは大幅に軽減されます。また、他の猫と不要なケンカをしなくなるので、毎日がほのぼの。猫も落ち着いて生活できるようになります」

■メス猫の避妊手術のメリットはあるのでしょうか?

「メス猫の場合、たとえペットとして家の中で飼っていても発情期がくれば、大きな、独特の声で鳴きます。でも、交尾もできないのでイライラ、ご飯も食べなくなり、ストレスはたまるばかりです。また、猫は本来夜行性なので、大きな声で夜中に鳴き続けられると飼い主は眠れなくなってしまいます」

「避妊手術をすると、発情しなくなるのでメス猫は、心身ともに落ち着きます。悪性度が高いことで知られている乳腺がんの発生を抑えることができるのです。避妊手術を受けていない猫の乳腺がんの発生率と比べると、6か月未満の時に避妊手術を受けると9%、7~12か月齢では14%、13~24か月齢では89%の発生率だと報告されています」

■不妊手術を受けるデメリットはあるのでしょうか。

「手術をすると、なかには痛がる猫もいますが、まったく気にしない猫もいます。傷が大きければ大きいほど痛みが強いので、オス猫よりもメス猫のほうが痛みを強く感じることが多いといえるでしょう。もちろん、猫の状態に応じて、痛み止めを処方するなど処置をしますので、心配はいりません。その他、術後3日後くらいから、傷が治るにつれて出てくるかゆみを気にして、傷をなめる猫もいます」

「痛みやかゆみというデメリット以外に、太りやすくなることもあり、不妊手術後は、消費カロリーが約20%落ちると考えられています。そのため、肥満にまつわる病気を起こしやすくなるという問題もあるのです。しかし、それは、飼い主の食事管理で予防することができます。オス猫の場合、去勢手術をすると尿道の成長が悪くなるとも言われていますが、学術的な根拠はいまのところありません。不妊手術は、オス猫でもメス猫でも、デメリットよりもメリットが断然上回ります」

■不妊手術をすることで、飼い主も猫も幸せになれるのですね。

「猫も本来、子孫を残したいという自然な衝動に駆られるので、ペットだからといって、それを無理矢理我慢させられるのは、大きなストレスになるのです。避妊・去勢手術を行うとそのストレスから解放され、寿命が延びるというデータもあります。特に、メス猫の場合、乳腺腫瘍の発症を大幅に抑制できるのは、素晴らしいことです。飼い主と猫が共生しやすくなり、双方が幸せになれる不妊手術。ぜひ受けさせてください」

橋本獣医師橋本恵莉子 Happy Tabby Clinic院長。大阪府立大学農学部 獣医学科卒業。2017年度不妊手術数 約1500匹。大阪ねこの会の一斉不妊手術に参加。保護猫シェルターにて感染症対策セミナー講演、松原市役所にて市民向け地域猫セミナー講演するなど精力的に活動。

 

取材・文/渡辺陽(わたなべ・よう)
大阪芸術大学文芸学科卒業。「難しいことを分かりやすく」伝える医療ライター。医学ジャーナリスト協会会員。小学館サライ.jp、文春オンライン、朝日新聞社telling、Sippo、神戸新聞デイリースポーツなどで執筆。

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