社長の好きなブランドは「ユニクロ」という衝撃的(?)な調査結果を前回ご紹介したが、今回は社長の仕事着について、全国の社長のカード付きポテトチップスをきっかけに、PRや採用、 ブランディングなどを支援するプラットフォーム 「社長チップス(http://shacho-chips.com/)」 を提供している株式会社ESSPRIDEが行った「社長のファッション」に関する調査結果を紹介しよう。

【調査方法】
1.調査の方法:インターネット調査(株式会社Shake hands by ESSPRIDE調べ)
2.調査対象者:全国の20~59歳で従業員数2名以上300名未満の男性経営者 100名
3.調査実施日:2018年9月12日(水)~9月14日(金)

●あなたが仕事の日に最も着用することの多いスタイルをお答えください。(単数回答 n=100)

社長のビジネスファッションのスタイルを調査したところ、「スーツ」25.0%、「ジャケット・パンツ(スーツ以外)」26.0%、「カジュアル(Tシャツ・ジーンズなど)」21.0%、「作業着・ユニフォーム」28.0%という結果になった。スーツ以外のスタイルで仕事をする社長も、割と多いことがわかる。

●あなたは仕事着(スーツ・シャツ等)でオーダーメイド(セミオーダー含む)を利用することがありますか。(単数回答 n=100)

社長が身に着けるものはやはりオーダーなのだろうか? スーツやシャツなど仕事着における、セミオーダーを含むオーダーメイドの利用について聞いてみた。

全体では「現在利用している」22.0%で「過去に利用したことがある」38.0%と合わせると、社長のオーダーメイド利用率は6割と半数以上。

前問で、普段の仕事着として「スーツ」を着ることが多いと回答した人のみで見ると「現在利用している」は44.0%で、スーツ派の社長の4割がオーダーメイドのスーツやシャツを愛用していることが明らかになった。

●あなたの仕事の日のトータルコーディネートについておよその金額をお答えください。(単数回答 n=100)※時計を除いてお答えください。

社長はビジネスファッションにどれぐらいの金額をかけているのだろうか? 時計を除いたトータルコーディネートの金額を聞くと、全体での平均額は「49,800円」
(※社長が所有している時計、憧れの時計などの調査結果はこちら

着ることが多いスタイル別に平均額を見ると、スーツ派が最も高額で「81,400円」だった。
一般的なサラリーマンのスーツと比べると、やや高額という感じだろうか。前問でスーツ派の社長のオーダーメイド率が4割以上であることから、既製品ではないことが影響しているのかもしれない。

ジャケット・パンツ派は「64,231円」、カジュアル派は「41,190円」という結果に。ジャケットの有無で金額に差が出た結果と考えられるが、カジュアル派のTシャツ・ジーンズなどのコーディネートで4万円超えということは、洋服そのもののほか、靴、ベルトなどで、こだわりのある高価なアイテムを着用している社長が多いのではとも推測できそうだ。

●あなたが他社の社長を見る際、その人の印象に対して服装や身につけているものは影響しますか。(複数回答 n=100)

●他社の社長を見る際、その人の印象に対して服装や身に着けているものが影響すると回答した方にお聞きします。相手の社長のファッションで、ポジティブ(良い印象)に影響するもの、ネガティブ(悪い印象)に影響するもの、その人の印象に影響しないものをお答えください。(単数回答 n=64)

社長は会社の代表。さまざまな場面で「見られる」ことが多く、またそのときの印象は大事なことと思われる。周囲から見られる印象を意識して、ファッションを考えている社長も多いのではないか? 自分自身、他社の社長を見る際に、ファッションがその人の印象に影響するかどうかを聞いてみた。

その結果「非常に影響する」7.0%、「やや影響する」57.0%と6割以上の社長が「影響する」との回答が。

では、ファッションがその人の印象に対して具体的にどのように影響するのだろうか? ポジティブ(良い印象)に影響する項目TOP3は

「ファッションセンスのよさ」87.5%、
「オーダーメイドと見受けられる、サイズがぴったり合った服」81.3%、
「ブランドに関わらず高級・高品質とわかる服や時計」60.9%

となった。サイズがぴったり合っていることや、さりげなく高級・高品質とわかる服や時計を選ぶこと自体は「ファッションセンスのよさ」につながるのだろう。清潔感や上品さが感じられる着こなしが社長同士では好印象を与えるという結果は、女性の好感度と同様でもある。

一方、ネガティブ(悪い印象)に影響する項目を見ると、第3位に「ブランドものの服や時計」17.2%が挙げられました。これみよがしなブランド自慢は悪印象につながりやすいのかもしれない。ブランド品はあくまでさりげなく、が社長の品格ということかもしれない。

「ネクタイをしない」、「スーツやジャケットを着ない」はネガティブ(悪い印象)に影響する項目と、その人の印象に影響しない項目の両方でTOP2となった。どちらかと言えば「影響しない」と考える社長が多く、社長の間ではスーツやネクタイの有無だけで相手が信頼できる人物かをはかるものではないようだ。

● 「ここぞ!」という重要な仕事がある日のあなたのこだわりのファッションをお答えください。(複数回答 n=100)

「ここぞ!」という勝負の商談や会食のある日の、こだわりのファッションを聞いてみた。

最も回答が多かったのは「こだわりのファッションは特にない」の48.0%。特に意識しない、ということは「社長たるもの、毎日が勝負」という考えなのかもしれない。

こだわりのファッションがある社長の中では「勝負スーツ」32.0%が最も多い回答となった。

いつもスーツ派の社長もカジュアル派の社長も、ここぞという時はお気に入りのスーツで気合いを入れるのだろうか。

社長、というと高価なオーダーのスーツを着ている、というイメージもあるが、最近では若い社長も多くなってきているせいか、カジュアルなファッションの社長も多いようだ。会社での就業中に社長と会う、という機会は多くないかもしれないが、テレビなどに登場する社長のファッションをチェックしてみるのも面白いかもしれない。

 

関連記事

ランキング

サライ最新号
2024年
4月号

サライ最新号

人気のキーワード

新着記事

ピックアップ

サライプレミアム倶楽部

最新記事のお知らせ、イベント、読者企画、豪華プレゼントなどへの応募情報をお届けします。

公式SNS

サライ公式SNSで最新情報を配信中!

  • Facebook
  • Twitter
  • Instagram
  • LINE

小学館百貨店Online Store

通販別冊
通販別冊

心に響き長く愛せるモノだけを厳選した通販メディア

花人日和(かじんびより)

和田秀樹 最新刊

75歳からの生き方ノート

おすすめのサイト
dime
be-pal
リアルキッチン&インテリア
小学館百貨店
おすすめのサイト
dime
be-pal
リアルキッチン&インテリア
小学館百貨店