Googleで検索をしたり、サイトを閲覧したりする時、一般的に多くのユーザーは広告を目にすることになります。しかし、興味のない広告が何回もかつ、あちこちに出現することに対して、不快に思うこともあるかもしれません。
そこで役立つのが、広告ブロックという手法です。広告ブロックを使用することで、広告を非表示にし、快適にサイトを閲覧することができるようになります。
この記事では、Googleにおける広告ブロックの導入方法や設定手順について詳しく解説します。広告を非表示にすることで、より効率的な検索が可能になるだけでなく、ウェブ閲覧体験を向上させることが可能。
目次
広告ブロックについて
Google Chromeにおける広告ブロックの設定方法
広告ブロックを解除する方法
最後に
広告ブロックについて
広告ブロックとは、ウェブページやアプリ内で表示される広告を非表示にする機能のことです。広告ブロックを行なうことで、広告表示のための通信もなくなるので、ウェブページや動画をよりスムーズに閲覧可能に。サイトやアプリによっては、有料プランに加入することで、広告を消すというシステムを取っている場合もあります。
ただし、サイトによっては、広告ブロックを有効にしていると閲覧できない場合もあるので、注意が必要です。
Googleでは、Google Chromeに広告ブロックを有効にするための機能が提供されています。
Google Chromeにおける広告ブロックの設定方法
パソコン上で、Google Chromeの広告ブロックを有効にする方法について、解説していきます。広告ブロックの設定は、AndroidやiPhoneでも可能です。
まず、Google Chromeを起動したら、画面右上にある縦の三点リーダーをクリックします。メニューが表示されたら、「設定」を選択しましょう。設定画面が開いたら、画面左側のメニューから「プライバシーとセキュリティ」を選択。プライバシーとセキュリティの設定画面に移動したら、下にスクロールして「サイトの設定」をクリックします。
次に、下にスクロールして、「ポップアップとリダイレクト」を選んでください。
「デフォルトの動作」という項目にある、「サイトにポップアップの送信やリダイレクトの使用を許可しない」というメニューにチェックをつけてください。
これで、ウェブサイトで表示されるポップアップ広告のブロック設定が完了です。
次に、不要で表示したくない広告もブロックするように設定することもできます。
さきほどのように、設定画面を開き、画面左側のメニューから「プライバシーとセキュリティ」を選択したら、下にスクロールして「サイトの設定」をクリック。そして今度は、「煩わしい広告」というメニューを選んでください。
そして、「デフォルトの動作」という項目にある、「煩わしい広告や誤解を招く広告が表示されることがわかっているサイトで広告がブロックされます」を有効にしてください。これによって、問題があると見られる広告をブロックできます。
なお、Google Chromeの設定によって広告ブロックを有効にする以外にも、拡張機能によって広告ブロックを実行する方法もあります。広告ブロックで便利な拡張機能を紹介するので、参考の1つにしてみてください。広告ブロックを強化したい場合、Google Chromeの設定上で広告ブロックを有効にするのに加えて、拡張機能でも広告ブロックを有効にすることが可能です。
「Adblock Plus」は、広告をブロックする拡張機能として広く知られています。ポップアップ広告やYouTube広告、Facebook広告をブロックしてくれるというものです。
導入するには、まずChrome ウェブストアにアクセスしてください。そして、「Adblock Plus」と検索。Google Chromeに追加後、Google Chromeの右上にある拡張機能リストから、Adblock Plusがブロックした広告数を見ることが可能。
また、右上にある歯車アイコンから設定を行なうことも可能です。
設定画面では、さまざまな設定項目があります。トラッキングブロック・広告の表示設定・ブロックする広告の言語設定・広告を許可するサイトの登録など、種類は豊富。いろいろ試してみることができます。
広告ブロックを解除する方法
サイト閲覧やYouTube視聴などにおいて、広告ブロックは役に立ちます。しかし、サイトの中には、広告ブロックを解除しなければサイトをうまく閲覧できない場合もあります。そこで、広告ブロックを解除する方法についても解説します。
広告ブロックを有効にした時に、「ポップアップとリダイレクト」と「煩わしい広告」というメニューで設定をしたので、広告ブロックを無効にする時もこのメニューで設定を行ないます。
まず、さきほどのように、「ポップアップとリダイレクト」へ遷移してください。そして、「デフォルトの動作」のところで、「サイトがポップアップを送信したりリダイレクトを使用したりできるようにする」にチェックを入れます。
なお、全てのサイトで勝手にポップアップを送信されたり、リダイレクトされたりすると困るという場合は、「デフォルトの動作」の下にある、「動作のカスタマイズ」でサイトごとにブロック設定することもできます。
次に、前述の「煩わしい広告」について設定します。ただし、全てのサイトに対しても、「煩わしい広告」のブロックを解除すると、閲覧しにくくなる可能性があるので、特定のサイトだけに広告ブロックを解除するようにすることをおすすめします。
まず、広告ブロックを解除したいサイトのURLの先頭にある、サイト情報を表示するアイコンをクリック。そして、「サイトの設定」を選びます。すると、そのサイトに対する設定画面が表示されるので、「煩わしい広告」を「許可する」に設定してください。これで、そのサイトでのみ、広告ブロックが無効になります。
↓
また、拡張機能で広告ブロックをしている場合は、Google Chromeの拡張機能一覧画面で、オフにすることで広告ブロックが無効になります。
最後に
広告ブロックについての設定方法を解説しました。広告をブロックすることで、ウェブページの閲覧体験を向上させることができます。ただし、サイトによっては広告ブロックを解除する必要もあるので、サイトごとに広告ブロックを無効にしてもいいでしょう。この記事が、広告ブロックの参考の1つになれば幸いです。
●構成・執筆/三鷹 れい(みたか れい|京都メディアライン・https://kyotomedialine.com FB)
プログラマー。中小企業のDX化など、デジタル分野での支援をしている。主な開発分野はバックエンド・フロントエンド・アプリ。その他、歴史などの人文系にも興味を持つ。