Google アプリには「Google Discover」という、ユーザー個人にパーソナライズされた記事を提供するフィード機能が搭載されています。ユーザーの特性や好みを分析して、そのユーザーが読みたいと思われるコンテンツを教えてくれるものです。この記事では、そんなGoogle Discoverについて解説します。
目次
そもそもGoogle Discoverとは?
Google Discoverの表示・非表示の切り替えについて
Google Discoverを最適化する方法について
Google Discoverに表示されるための対策について
最後に
そもそもGoogle Discoverとは?
Google Discoverは、分析されたユーザーの検索履歴や行動履歴から、各ユーザーに最適化されたコンテンツ(ユーザーが興味を持ちそうな記事)を提供するサービスです。
これと似た機能は、同じGoogleのサービスであるYouTubeにも搭載されています。ユーザーが好むような内容の動画を推薦してくれるのが特徴です。
Android・iPhoneともにGoogle Discoverを利用することができます。この記事では、Androidを例に説明します。
Google Discoverの表示・非表示の切り替えについて
Google Discoverを表示するには、Google アプリを起動します。
Google アプリを立ち上げると、デフォルトでGoogle Discoverの画面になっています。Google Discoverの表示がオフになっている時は、「Discoverをオンにする」と表示されるので、閲覧したければオンにしましょう。
逆に、Google Discoverをオフにする時は、画面右上のアカウントのアイコンをタップし、「設定」を開きます。そして、「全般」をタップすると「Discover」の項目があるので、これを無効にします。すると、Google Discoverは表示されない状態に。
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設定が有効であるにも関わらず、Google Discoverが表示されないなどの不具合があれば、端末を再起動したり、アカウントをいったんログアウトしてみたりするなど、試してみてください。
Google Discoverを最適化する方法について
Google Discoverはユーザーが好むようなコンテンツを配信するのですが、場合によっては、ユーザーにとって興味がないようなコンテンツが配信されることもあります。ユーザーとしては、興味がないコンテンツは、表示されないようにしたいもの。
逆に、興味があるキーワードの新しい情報がほしいという人もいるかもしれません。特定の分野の最新コンテンツを確認するには、どうすればいいのでしょうか?
それらの手順についても、これから確認していきましょう。
興味がないサイト・キーワードを除外する
Google Discoverで、興味がないキーワードのコンテンツが頻繁に配信されるのであれば、非表示にしたいですよね。
そのためには、まず画面右上のアカウントアイコンをタップして、「設定」を開きましょう。
そして、「カスタマイズ」を選びます。
「カスタマイズ」を選ぶと、「興味 / 関心の管理」という項目が出てくるので、さらにそれを選択。すると、「興味、関心」という画面に遷移します。項目に「興味、関心」と「興味ない」があるので、ここで関心がある・興味がないキーワードを管理します。
まずは、「興味、関心」を選んでみましょう。
すると、さまざまなキーワードが一覧として表示されています。これらは、検索履歴などからGoogleが推測して、ユーザーが興味をもっていると思われるキーワードを、まとめた形になります。
キーワードの右端には、斜線とプラスのアイコンがあります。斜線のアイコンをタップして有効にすると、赤色に変化。これで、そのキーワードに関するコンテンツはGoogle Discoverで非表示になります。
設定後、一つ前の画面に戻り、「興味なし」を選択しましょう。すると、さきほど「興味なし」に設定したキーワードが登録されているのがわかりますね。このようにして、「興味なし」に指定されたキーワードは、Google Discoverに表示されなくなるわけです。
ちなみに、赤いマークをタップすると、「興味なし」の登録が解除されています。これで再び、関連するキーワードのサイトがGoogle Discoverに表示されるようになります。
興味・関心のあるキーワードを設定する
「興味、関心」にて、Googleによって分類されたキーワードの中から、特定のキーワードについての最新情報を、Google Discoverに表示されるように設定することができます。
方法としては、「+」アイコンをタップして、青色のチェックマークをつけるだけ。これで、フォローしたキーワードの最新情報が、Google Discover上に表示されるようになります。
フォローを解除する時は、青いチェックマークのアイコンをタップするだけです。
Google Discoverに表示されるための対策について
Google Discoverがあれば、ユーザーはわざわざ検索してサイトを見つける必要がなくなります。つまり、自社のサイトや自分のブログが、他のユーザーのGoogle Discoverに表示されるようになれば、効率的にサイトへのユーザー流入が見込めるようになるというわけです。
Google Discoverから短期的に大幅なアクセス増加がもたらされることを、「Google砲」と呼んだりします。「砲」という単語がつくことからも、Google Discoverの影響力の大きさがわかります。
これまでとは視点が異なりますが、自社のサイトや自分のブログが他のユーザーのGoogle Discoverに表示されるようになるには、どうすればいいのでしょうか?
そこで鍵となるのが、SEO(Search Engine Optimization)です。日本語で「検索エンジン最適化」という意味になります。これを徹底することによって、Googleなどの検索エンジンから検索されやすくなるので、多くのユーザーの目に触れやすくなります。
SEOの質を上げていくには、検索エンジンのアルゴリズムの理解やHTMLタグの設定などが求められます。SEOに興味のある方は、多くの文献があるので学んでみるのもいいかもしれません。
最後に
Google Discoverの基本的な操作方法を見てきました。Google Discoverなら、わざわざ検索しなくても、自分が知りたいと思うようなコンテンツを見つけてくれます。また、キーワードに応じてコンテンツを非表示にしたり、最新情報を配信したりすることも可能です。
Google Discoverは興味深い機能ですが、次から次へと気になるコンテンツを配信してくるので、ついついコンテンツを見すぎてしまうことも。「気になってしょうがない」のであれば、一時的にGoogle Discoverの表示をオフにするのも一案です。節度を保ちながら、Google Discoverを使いこなせるようになればいいですね。
●構成・執筆/三鷹 れい(みたか れい|京都メディアライン・https://kyotomedialine.com FB)
プログラマー。中小企業のDX化など、デジタル分野での支援をしている。主な開発分野はバックエンド・フロントエンド・アプリ。その他、歴史などの人文系にも興味を持つ。