取材・文/ふじのあやこ

写真はイメージです。

昭和、平成、令和と時代が移り変わるのと同様に、家族のかたちも大家族から核家族へと変化してきている。本連載では、親との家族関係を経て、自分が家族を持つようになって感じたこと、親について思うことを語ってもらい、今の家族のかたちに迫る。

「美容医療はファッションへ」という言葉も飛び出すほど、美容整形のCMが毎日のように流れるようになっている。医療機関・クリニックの開業・運営支援を行う株式会社IDEAでは、「若返り美容に関するアンケート調査」を実施(実施日2023年6月22日、有効回答数:全国10代~60代男女3000、インターネット調査)。調査では、男女ともに若返り美容に対するイメージについてポジティブがネガティブを上回る結果となった。若返り美容への興味あり層を年代別に見ると、女性は30代が最も数値が高いものの、年齢が高くなるにつれ若返り美容への興味も高くなっている。

今回お話を伺った美貴さん(仮名・43歳)は若返りの美容医療については肯定的な意見を持つが、「自分の母親の顔がどんどん変わってくることには違和感があります」と語る。

離婚して働きに出てから母親は綺麗になった

美貴さんは大阪府出身で、両親と3歳上に兄のいる4人家族。父親は美貴さんが小学生のときから単身赴任をしており、別々に暮らしていた。単身赴任が始まってすぐの頃は毎週末には家に帰って来ていたというが、徐々に父親の姿を見なくなり、美貴さんが中学に上がる前に両親は離婚に至っている。

「母親が寂しそうにしていたのは、父親が単身赴任になって数か月だけでした。私の家は母方の祖父母の家に近かったので2人が頻繁に家に来るようになり、母親と祖父母と私たち子どもが家族という感じで、父親のいない日常が普通になっていました。だから、離婚と聞いたときもそこまで寂しいという思いはありませんでした。

離婚理由として、母親から前もって『お父さんには別の女性がいた』と聞かされていたこともあり、父親に対して気持ち悪いというイメージを持っていたので、父とお別れのときもあっさりバイバイしただけ。何度か面会がありましたが、それも徐々にフェードアウトしていきました」

離婚をしてから母親は働きに出るようになり、綺麗になっていったという。それを美貴さんは嬉しく感じていた。

「母親が働きに出始めたときには私は中学生で、部活で遅くなるときもあったので特に寂しいという思いはありませんでした。それよりも、離婚しても落ち込むことなく元気で綺麗になっていく母親を見るのは嬉しかったです。他の女のほうに行った父親なんてやっぱりいらなかったんだなって思えましたし」

【最初に整形を行なったのは娘の私。母親は反対する側だった。次ページに続きます】

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