NISAやiDeCoといった税制優遇制度の拡充が注目され、これから資産運用を始めるという人も多いのではないでしょうか? 投資信託は、資産運用の道具の一つとして多くの人が利用していますが、メリットとデメリットを理解しないまま始めることは避けたいところです。今回は、投資信託のメリットやデメリットについて詳しく見ていきましょう。

100歳社会を笑顔で過ごすためのライフプラン、ライフブック(R)(https://www.smilelife-project.com/)を提唱する、ファイナンシャルプランナー・藤原未来がわかりやすく解説します。

目次
投資信託にはどんなデメリットがある?
投資信託が向いていない人
投資信託のメリット
まとめ

投資信託にはどんなデメリットがある?

投資信託のデメリットは、主に3つ挙げられます。

・投資元本が保証されないこと

・手数料などのコストがかかること

・短期の売買に向いていないこと

これらのデメリットを理解せずに始めて、思うような成果が上がらないことでやめてしまうのは、とても非効率です。デメリットについてしっかり理解しておきましょう。

元本保証がない

投資信託は、リスクのある金融商品です。投資信託の評価額は日々変動していますので、値上がりすることもあれば値下がりすることもあります。このため、時には「元本割れ」してしまう可能性があるということを理解しておかなければなりません。

債券や株式など、値動きの異なる商品を組み合わせて、投資対象となる資産の配分割合(ポートフォリオ)をあらかじめ決める「分散投資」でリスクをコントロールします。それとともに、長期間にわたり運用することで、全体の値動きを抑えながら利回りを確保する対策が必要です。

コストがかかる

投資信託には、主に3つの手数料がかかります。

・購入時手数料

投資信託を購入する際に支払う手数料です。購入金額に対して、投資信託を販売する金融機関が手数料を決めています。3%を超えるようなファンドもある一方で、「ノーロード型」という購入時手数料がかからない商品もあります。

・信託報酬

投資信託の運用・管理を行うための費用で、商品ごとに異なる手数料率が設定されています。信託報酬はファンドを保有している間、日々少しずつ運用資産から差し引かれるため、長期的には運用結果に及ぼす影響は無視できません。必ずチェックするようにしましょう。

・信託財産留保額

投資信託を解約した際に、発生する手数料です。かからない投資信託がほとんどですが、念のために確認しておきましょう。投資信託を購入する際には、手数料についてしっかりと確認し、コスト倒れしていないかという観点で選ぶ必要があるのです。

短期的な投資に向かない

投資信託は、一般的に短期的な投資やデイトレードには向かないといわれています。株式投資とは異なり、刻一刻と変化する価格で売買することはできません。

投資信託が向いていない人

前項で挙げたデメリットをふまえて、投資信託を利用した資産運用が向いていない人について見ていきます。

元本割れを避けたい人

投資信託で運用する場合、元本割れの可能性があるため、絶対に元本割れを避けたい人にはそもそも向いていません。

また、1年後に海外旅行に行くために用意している100万円を、投資信託でさらに増やそうとするような短期投資も避けましょう。1年という短い期間では価格変動リスクを吸収しきれず、その結果元本割れして100万円を下回り、予定した計画が台無しになる可能性があるからです。

短期間に大きな利益を得たい人・デイトレードを行ないたい人

投資信託は、短期投資には向かない金融商品です。投資信託には「ブラインド方式」が採用され、適用される基準価額がわからない状況で売買注文します。

「ブラインド方式」とは、当日の基準価額がわからない状況で取引が行われる方式のこと。投資信託が投資する資産の価値が確定した後に取引が発生すると、すでに投資している投資家の利益が阻害される可能性があるためこの方式を採用しています。

また、投資信託の基準価額の決定は原則として1日1回であり、取引を行えるのも1日1回だけ。株式投資のように、刻一刻と変化する価格で売買することができないため、デイトレードは向いていません。また、日々の基準価額の変動幅も小さいため、短期間で利益を得るのは難しいでしょう。

投資信託のメリット

投資信託には、当然のことながらメリットもあります。主なメリットについて見ていきましょう。

分散投資できる

投資信託は、株式投資のようにある特定の企業へ投資するよう指定できません。その一方で、商品に組み込まれた企業全てに対して幅広く投資を行う「分散投資」ができるため、個別に株式を保有するよりもリスクを軽減することができます。

少額から投資を始められる

「少額から投資を始められる」ことは、大きなメリットです。株式投資は、原則100株単位での売買となるため、1つの銘柄を購入するには数万円~数十万円といった費用が必要となり、個人投資家には限界があります。

一方で投資信託は、多くの投資家から少額ずつ集めた資金で多数の株式や債券などを購入するという設計なので、比較的少額から投資を始めることができます。近年では、ネット証券を中心に100円からでも購入できるようになっており、手軽に始められるようになりました。

専門家に運用を任せられる

株式投資の場合、どの銘柄に投資すべきかを判断するために豊富な知識や経験を必要としますので、ハードルが高いと感じる人もいるかも知れません。一方で投資信託は、ファンドマネージャーという知識と経験を兼ね備えた投資のプロが運用するため、知識の少ない個人よりも信頼性があります。

投資家は、投資信託の商品を選定する必要はありますが、運用対象となる個別銘柄の選定については専門家に任せることができるのです。

まとめ

今回は、投資信託のメリットとデメリットについて見てきましたが、いかがだったでしょうか? 投資信託で運用を始める際にはメリットだけにとらわれず、デメリットについても理解してから始めることが重要です。

資産運用や投資のアドバイスは、今や銀行などの金融機関の窓口でもさかんです。同時に、インターネット上でもYouTubeやSNSを通じて色々な人がそれぞれの立場から投資術などを発信しています。しかし、それらのアドバイスは本当にあなた自身に適したものなのでしょうか? 

さまざまな金融商品が出回っている世の中だけに、あなたの味方になって守ってくれる相談相手を持つことが必要な時代になっています。

●取材協力/藤原未来(ふじわらみき)

株式会社SMILELIFE project 代表取締役、1級ファイナンシャルプランニング技能士。2017年9月株式会社SMILELIFE projectを設立。100歳社会の到来を前提とした個人向けトータルライフプランニングサービス「LIFEBOOK®サービス」をスタート。米国モデルをベースとした最先端のFPノウハウとアドバイザートレーニングプログラムを用い、金融・保険商品を販売しないコンサルティングフィーに特化した独立フランチャイズアドバイザー制度を確立することにより、「日本人の新しい働き方、新しい生き方」をプロデュースすることを事業の目的とする。
問い合わせ先:03-6403-5390(株式会社SMILELIFE project)

株式会社SMILELIFE project(https://www.smilelife-project.com

●編集/京都メディアライン(HP:https://kyotomedialine.com FB

 

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