「為替」というと、テレビや新聞などのメディアで毎日のように聞く言葉ですが、みなさんは「為替とは何か」について説明することができるでしょうか? 今回は、そもそも「為替」とは何なのか、意味や基礎知識についてわかりやすく解説していきます。

100歳社会を笑顔で過ごすためのライフプラン、ライフブック(R)(https://www.smilelife-project.com/)を提唱する、ファイナンシャルプランナー・藤原未来がわかりやすく解説します。

目次
為替とは?
為替の由来
為替はいつどこで取引される?
まとめ

為替とは?

はじめに、「為替」という言葉の意味や語源について見ていきましょう。

為替の意味

テレビのニュースで、「為替と株の値動きです」というように「為替」という言葉が使われていますね。この場合、「外国為替市場」で取引される値動きについて伝えるときに使われています。そもそも「為替」という言葉は、手形や小切手などで金銭を決済する方法で、その手形などの総称のことを言います。

「為替」を利用することは、遠隔地に直接現金を輸送する際の盗難などのリスクを避けるために行われています。現金を直接輸送することなく決済するために生まれたシステムです。

為替の語源

為替は、現金と手形を交替させることから、動詞「かわす(交わす)」の連用形が名詞化された語と言われています。中世には「かわし(かはし)」と言い、江戸時代に「かはせ(かわせ)」と言うようになったようです。

漢字の「為替」は当て字ですが、「かえる(替える)」と「なす(為す)」で、漢文のように「替(かえ)を為(な)す」。つまり「取り替えることをする」という意味、あるいは「替(かえ)を為(な)さしむ」、「取り替えさせる」という意味であると考えられます。

「為替」と書いて、「かわせ」と読む用例は江戸時代からあるようです。「為替」というのは、古くは「かわす」とも読んだようですが「為替」を「かわせ」と読むとき、「かわ」の部分は、「替」であるということになります。「外国為替」とは異なる国の通貨を「取り替える」という意味です。

為替の由来

では、為替の由来について見てみましょう。

為替の起源は、鎌倉時代に遠隔地の年貢を取り立てる際に、商人が代行した「かはし(為替)」や「かへせん(替銭)」にあります。金銭以外に、米や作物などもその対象でした。

現在用いられる為替手形の起源は、江戸時代、商品経済の発展に伴って、政治・消費都市である江戸と経済的中心である大坂を中心に取引が行われるようになり大きく発達したといわれています。両替商、あるいは大都市それぞれに店舗を持つ商人を仲介とした為替取引を発達させたのです。

例えば、江戸の商人が大坂の商人に代金を支払う場合、現金を直接届けるのでは盗難などのリスクが考えられます。そこで、江戸の商人は両替商に代金を渡して為替手形(支払いを依頼する証書)を発行してもらいます。そして、その手形を受取った大坂の商人が指定の両替商に持って行き、代金を受取るということが行われていました。為替は、売買代金の受払いや資金の移動を、現金を持ち運ぶことなく行うシステムなのです。

現代になりインターネットが発達した今、支払いや送金のための銀行振込や、銀行口座からの引落しなどは直接現金を送ることや持ち運ぶことなく簡単にできるようになりました。実は、振込や口座振替も為替取引の一種といえます。国内で行われる為替取引は「内国為替」と呼ばれますが、それに対して外国の通貨との間で行われる取引を「外国為替」と呼びます。

為替はいつどこで取引される?

為替の取引は、内国為替と外国為替に分かれます。

内国為替取引

内国為替取引とは「内為(ないため)」とも呼ばれます。国内の遠隔地などに個人・企業等の間で行われる債権・債務の決済を、現金の輸送をすることなく決済(受渡し)する方法です。銀行等の金融機関の為替業務は、「預貯金窓口」で扱われており、日常的に振込や代金取立などがよく利用されています。

外国為替取引

外国為替取引とは「外為(がいため)」とも呼ばれます。異なる通貨を有する国の間で、売り手と買い手が通貨を交換する取引のことです。「米ドルから円、円から米ドル」や「ユーロから円、円からユーロ」「米ドルからユーロ、ユーロから米ドル」のように、互いの通貨を交換します。

異なる通貨の交換が必要となるとき、例えば、海外旅行に行く際に銀行で円を外貨に両替するケースや、輸入を行う業者が海外との代金決済のために円を対価に外貨を調達するケース。国内の投資家が外貨建て金融資産を売買する際に円と外貨を交換するといったケースなど、様々なニーズを満たします。つまり、各国の通貨を交換(売買)する場として外国為替市場があるのです。

「市場」といっても、特定の場所や建物を指す訳ではありません。特定の枠組みの中で行われる、取引全体を示す抽象的な概念で、多くの取引は電話や電子機器を通じて行われています。世界各国で展開されているため、時差の関係で、24時間、世界中のどこかで取引が行なわれているのも外国為替取引の特徴のひとつです。

まとめ

今回は、「為替」について基礎知識をみてきましたがいかがだったでしょうか。「為替」は国内のみならず、海外旅行や外国との商取引などの様々な場面で関係してきます。まずは基礎的な知識を身につけておくと良いでしょう。

資産運用や投資のアドバイスは、今や銀行などの金融機関の窓口でもさかんに行われています。同時に、インターネット上でもYouTubeやSNSを通じて色々な人がそれぞれの立場から投資術などを発信しています。しかし、それらのアドバイスは本当にあなた自身に適したものなのでしょうか? 

さまざまな金融商品が出回っている世の中だけに、あなたの味方になって守ってくれる相談相手を持つことが必要な時代になっています。保険や金融商品を「販売しない」独立系のFPは、中立的かつ客観的な立場から相談に乗り、あなたのライフプランに合った正しい選択肢を示してくれます。

●取材協力/藤原未来(ふじわらみき)

株式会社SMILELIFE project 代表取締役、1級ファイナンシャルプランニング技能士。2017年9月株式会社SMILELIFE projectを設立。100歳社会の到来を前提とした個人向けトータルライフプランニングサービス「LIFEBOOK®サービス」をスタート。米国モデルをベースとした最先端のFPノウハウとアドバイザートレーニングプログラムを用い、金融・保険商品を販売しないコンサルティングフィーに特化した独立フランチャイズアドバイザー制度を確立することにより、「日本人の新しい働き方、新しい生き方」をプロデュースすることを事業の目的とする。

株式会社SMILELIFE project(https://www.smilelife-project.com

●編集/京都メディアライン(HP:https://kyotomedialine.com FB

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