日常生活において、ひらめいた発想や気になったラーメン店の情報をメモ帳に記録する、といったことはよくあるのではないでしょうか。このようにメモは、普段から欠かせないもの。
Google Keepは、とても便利なメモ帳サービスです。クラウド上でメモできるので、異なる端末からもアクセスできますし、画像や音声によるメモを作成することも可能。
この記事では、Google Keepの基本的な操作方法から便利な使い方までを解説していきます。
目次
そもそもGoogle Keepとは?
Google Keepの基本的な使い方
さらに便利にする使い方
最後に
そもそもGoogle Keepとは?
Google Keepとは、Googleが提供する多機能メモアプリのこと。メモデータの保存先はクラウド上なので、PCからでもiPhone・Androidといったスマートフォン(以下、スマホ)からでもアクセスできます。
また、保存できるメモのコンテンツとしては、文字だけではなく、画像データや音声データにも対応しています。メモの検索や共有ができるのも、メモツールとしてうれしいですね。
なお、Google Chromeの拡張機能としての「Google Keep Chrome 拡張機能」は2021年にサポートが終了し、Web版に移行。ただし、拡張機能自体はまだ動いているので(2022年12月時点)、サービス終了というわけではないようです。
Google Keepの基本的な使い方
Google Keepの基本的な使い方について説明します。使用例はスマホ(Android)です。Google Keepのメモ帳の出し方は、ホーム画面からアプリをタップするだけ。
メモの新規作成
画面下部にある「+」を押して、新規のメモを作成できます。タイトルや内容を記載するだけで、自動的に保存されるので、保存ボタンもありません。
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画像の追加
作成済みのメモに画像を追加する時は、メモをタップし、画面下にある「+」を選びましょう。そして、既にある画像を使う時は「画像を追加」を、カメラで画像を撮る時は「写真を撮影」を選択。
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既存の画像を使う時は、画像一覧が表示されるので、挿入したい画像を少し長押しして、選択を有効にします。そして、画面上部の「選択」を押しましょう。これで、メモに画像が添付されます。
なお、挿入された画像をタップすると、画面右上部の筆アイコンから、画像上に文字を書いたりすることもできますよ。
音声データの追加
メモに添付できるのは、画像だけではありません。音声データも可能なのです。「録音」を選ぶと、マイクが起動し録音がスタート。録音後、その音声データが添付されます。
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手書きメモの追加
手書き入力でもメモを作れます。「図形描画」をタップしましょう。すると、白いキャンバスが現れます。ここで、スマホ上で文字を書くと、それが画像として保存されるというわけです。書くだけで自動的にメモに添付されます。
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メモの削除
メモの一覧画面にて、削除したいメモを長押しします。そして、画面右上の三点リーダーをタップ。「削除」を選べば、そのメモは一覧から消えたことを確認できます。
なお、削除されたメモはいったんゴミ箱に移送され、7日後に完全に削除されます。それまでならば、復元できますよ。復元する時は、ゴミ箱に移動後、復元したいメモを長押しして、選択。画面右上の時計アイコンを押すと、復元完了です。
さらに便利にする使い方
ここでは、さらにGoogle Keepを便利に使いこなす方法について説明します。
ラベルでの分類
メモが増えてくると、分野別にラベルでグループ化した方が見やすいもの。そこでラベルを作成して、メモを分別してみましょう。
Google Keepのホーム画面にて、画面左上のハンバーガーメニューから「新しいラベルを作成」を選びます。そして、任意の名前を設定し、ラベルを作成。ここでは、例として「旅行関連」とします。
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メモ一覧にて、ラベリングしたいメモを選択し、画面上部のラベルアイコンをタップ。すると、作成したラベルが表示されるので、チェックを入れます。メモ一覧に戻ると、ラベルが付いているのを確認できます。そのラベルで、メモを検索することも可能です。
メモの背景設定
メモは背景も変えられます。任意のメモを開いて、画面の下部から背景を選べます。レジャーやレストランなど様々な場面に応じた背景を設定できるのが特徴です。
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メモの表示切替
メモ一覧のアイコンから、メモの表示形式をリスト形式か、ギャラリー形式かに切り替えることができます。
チェックリスト作成
メモ内部にチェックリストを作って、一覧にすることもできます。メモ編集画面で、「チェックボックス」を選びましょう。新規にリストの項目を追加する時は「リストアイテム」を押します。
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チェックを入れると、灰色になり、下に移動して完了したことが分かります。
アーカイブする
使うことはないが、残しておきたいメモがあるかもしれません。そんな時は、アーカイブが便利です。メモ一覧にて、アーカイブしたいメモを選択。そして、「アーカイブ」を選びます。するとアーカイブ画面にて、さきほどアーカイブしたメモがあるのを確認できるというわけです。
他者とのメモ共有
メモは共有できます。メモを開き、「共同編集者」をタップ。共有したい相手を選んで、保存します。すると、共同編集者に選ばれたユーザーにその趣旨を伝えるメールが届くので、そのメールから編集できるというわけです。
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基本的に指定の人だけが閲覧・編集できるので、全く関係のない他人に見られるといった危険性はないでしょう。
リマインダー設定
リマインダー設定をすることで、特定の時間に通知することもできます。うっかり忘れてしまうのを防げるわけですね。
まず、メモを開き、上にあるベルのアイコンを選びましょう。「日付と時刻を選択」から通知の日時を細かく指定できます。設定後、指定の日時になると通知が届くのが確認できるというわけです。
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最後に
以上、Google Keepについて見てきました。メモツールとは言え、非常に機能が豊富です。うまく使いこなせば、作業の効率化につながりそうですね。この記事を参考に、いろいろ機能を試してはいかがでしょうか。
●構成・執筆/三鷹 れい(みたか れい|京都メディアライン・https://kyotomedialine.com FB)
プログラマー。中小企業のDX化など、デジタル分野での支援をしている。主な開発分野はバックエンド・フロントエンド・アプリ。その他、歴史などの人文系にも興味を持つ。