ショッピングや飲食店、家の中など……今ではあちらこちらで見かける、QRコード。読み取るだけで簡単にWebサイトにアクセスできるQRコードですが、じつはGoogle Chromeを使うと簡単にWebサイトのQRコードを作成することができるんです。
QRコードの作成ができれば、簡単に多くの人にWebサイトを共有できるなど、ビジネス・プライベート問わず様々な場面で活用することができます。
そこで、今回の【Google活用基本のき】では、Google ChromeでQRコードを作成する方法について、ご紹介したいと思います。
目次
QRコードとは?
Google ChromeでQRコードの作成方法
Google ChromeでQRコードは読み取れる?
最後に
QRコードとは?
QRコードとは、平面(2次元)になったバーコードのこと。2次元バーコードと呼ばれることもあります。スマートフォン(以下、スマホ)などのカメラにかざすことで、情報を読み取ることができる技術です。
元々QRコードの前から利用されていたバーコードは、1方向に延びる白黒のラインの幅・並び方で数字や文字の表現をしています。
ただし、バーコードは1方向しかないことで情報量が少なく、数字のみでも13文字ほどしか保存できませんでした。QRコードでは縦横の2方向になったことで、バーコードの約200倍ものデータを保存することが可能です。
例えば、Webサイトを共有するときに、検索やURLの直接入力すると、異なるページが表示されたり、入力ミスでWebサイトにアクセスできない、といった事態が起こりえます。そんな時、QRコードを利用すれば、URLを入力したり検索する手間がなくなるだけでなく、確実に入力ミスを防ぐことができます。
Google ChromeでQRコードの作成方法
それでは、Google ChromeでQRコードを作成する方法を確認しましょう。今回はWindowsのPCとスマホにわけてご紹介したいと思います。
PCの場合
まず、Google ChromeでQRコードを作成したいページにアクセスしましょう。アクセスをしたら、アドレスバー内の右側にあるシェアボタンをクリックしましょう。
すると、下記のようにアドレスバーの下にメニューが表示されました。この中から、「QRコードを作成」をクリックしてください。
クリックすると、「QRコードをスキャンします」というポップアップが表示され、実際のQRコードも表示されました。画面下に出ているURLで誤りがなければ、「ダウンロード」を押してQRコードを保存しましょう。
これで、QRコードの作成は完了です。あとはダウンロードした画像を他の人に共有すれば、簡単にURLにアクセスしてもらうことができます。
スマホの場合
スマホの場合は、まずGoogle Chromeアプリをインストールしていない場合はインストールをしてください。Google ChromeでQRコードを作成したいページにアクセスし、Androidでは右上にあるメニューボタンをタップしましょう。
メニューの中に「共有」という項目があるので、続けてこちらをタップします。
すると、画面下に共有用のモーダルが表示されました。QRコードは一番下の項目内にあるため、画面上に見えない場合は項目を右から左にスワイプしてみましょう。
「QRコード」が見つかったら、こちらをタップします。すると、画面が切り替わり、QRコードが表示されました。あとはダウンロードボタンをタップして、画像をダウンロードしましょう。
iOSの場合はアドレスバーに共有ボタンがあるため、こちらを利用します。
共有ボタンをタップすると、Androidと同じく共有用のモーダルが表示されます。下から上にスワイプするとより多く共有手段が表示されるため、この中から「QRコードを作成」をタップしてください。
すると、QRコードが表示されました。あとは画面下部にある「共有」からQRコードの画像を保存するか、直接アプリ等を利用して共有をしましょう。
ちなみに、PCとAndroidのGoogle Chromeだと、QRコードを作成した時にQRコードの真ん中に恐竜のマークが表示されています。元々この恐竜はインターネットの通信状態が悪いときなどに表示されるマークであり、スペースを押すことで遊べるようになるなど、Googleのユニークさが詰まったものです。
恐竜なしのQRコードを作成したい場合は、iOSを利用するか、Google Chromeの機能以外でQRコードを作成するようにしましょう。
Google ChromeでQRコードは読み取れる?
Google Chromeでは、スマホであればQRコードの作成と同様に読み取りも行うことが可能です。AndroidではQRコードのダウンロードを行う際に「スキャン」も表示されていましたが、それに加え、トップページの検索バーの右にあるカメラのアイコンからも読み取りを行うことができます。
iOSでは、スマホのホーム画面にあるGoogle Chromeのアイコンを長押しすると表示されるメニューから、QRコードの読み取りを行いましょう。
最後に
Google Chromeでは、PC・スマホ問わず簡単にQRコードを作成することが可能です。Webサイトやプロフィールを載せたページなどをQRコードにして名刺に載せておけば、ビジネスシーンでも役に立ちます。
Google ChromeでのQRコードの作成方法を覚えて、ビジネス・プライベート問わず利用してみてはいかがでしょうか。
●構成・執筆/西田 絢(にしだ あや|京都メディアライン・https://kyotomedialine.com)
国家試験「情報処理技術者試験」の区分にある「ITパスポート試験」「基本情報技術者試験」を保持。通販ECパッケージの開発・導入・保守サポートを行う企業にて技術面での保守サポートを行っている。