取材・文/ふじのあやこ

厚生労働省が発表した「令和2年(2020)人口動態統計月報年計(概数)」では、2020年度の婚姻件数は 52万5490組、離婚件数は19万3251組。婚姻件数、離婚件数ともに前年よりも減少しているものの、今もどこかで夫婦が誕生して、夫婦が他人になっている。日本の非婚化がメディアなどで多く取り上げられているが、今回は離婚を経験後に再び家族を求める人たちに、その理由を伺っていく。

「離婚からしばらくは、男性のことも、自分の男性を見る目も信じられなくなっていました」と語るのは、彩乃さん(仮名・45歳)。元夫とは付き合って5年で入籍して、結婚3年目で離婚に至った。

学生時代から5年の付き合いを経て、結婚へ

彩乃さんは神奈川県出身で、両親との3人家族。明るい雰囲気の母親のことは小さい頃からずっと大好きだというが、父親のことは「苦手」と一言。その原因はお酒だという。

「母親は近所のスーパーでパート勤務をしていた兼業主婦で、勤務先に溶け込むことも早くて、ご近所との付き合いも上手。私とも友だち親子みたいになんでも相談できる関係ですね。反抗期のときは少し会話が減った時期もありましたが、それ以外は2人で出掛けることも多かったです。

父は……、お酒を飲む前は寡黙で、お酒を飲むと絡み酒というか、一人でお酒を飲めないくせに職場でもあまり友だちがいないのか家飲みばかりで、父が帰って来るのが嫌だなっと夜になるのが憂鬱でした。話す内容は過去の武勇伝や好きな野球の話など、何度も同じことを話します。でも、それを『同じことを言っている』と言うと大声で文句を言ってくる。テスト勉強で忙しいと言っても聞いてくれる人ではなく、一旦隣に座らされると2~3時間は余裕で消費されていました」

彩乃さんが元夫と出会ったのは、大学時代にしていたバイト先。3歳上の社員だった元夫とは相手からのアピールにより付き合うようになる。大学を卒業してバイトを辞めてからも関係は続き、26歳のときに結婚する。

「自分が社会人になってからその考えはなくなったんですが、当初は学生と違ってお金にも余裕がある大人な雰囲気に惹かれていました。アピールこそ相手からだったんですけど、付き合ってからは私のほうが夢中でしたね。就職先は相手がサービス業で土日仕事だったので、私もシフトで働ける販売員の仕事を始めました。

結婚は待っていました! という感じ。大学卒業のときには結婚したいなって思っていたので」

【独身時代の愛情深さと誠実さが、結婚後には嫉妬、モラハラに変わった。次ページに続きます】

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