今やスマートフォン(以下、スマホ)は、生活必需品と表現しても相違ないほど普及しています。しかし、そんなスマホもアプリケーション(以下、アプリ)がなければ、何の役にも立たないただの機械です。ただ、いくらアプリをインストールしていても、それを活用できなければ利用価値は低いものとなってしまいます。
実際に、最新の家電などで、機能が豊富なものの一部の機能しか使えていない、なんて経験があるのではないでしょうか。スマホもそれと同様です。購入時にインストールされているアプリだけであっても、その機能を使いこなせれば利用価値は何倍にも上がります。
今回の【アプリ基本のき】でご紹介するのは、どのスマホにも初めからインストールされている電話アプリについてです。
目次
標準アプリの電話アプリでできること
電話アプリのおすすめの使い方
おすすめの無料電話アプリ2選
最後に
標準アプリの電話アプリでできること
標準アプリの電話ではどんなことができるのか、ご紹介したいと思います。Androidは機種により違いがあるため、今回はiPhoneを基にご説明します。
「よく使う項目」
名前の通り、「よく使う項目」を登録することができる機能です。左上にある「+」のボタンで連絡先に登録しているアドレスに対してできることを登録できるようになります。
「+」ボタンをタップすると連絡先に登録しているアドレスが表示されました。この状態で「よく使う項目」に登録したい連絡先をタップしてください。すると、下記の4つの選択肢が表示されます。
この中から登録したい項目をタップすると「よく使う項目」に項目が追加されました。この追加された項目をタップすると、それに応じた処理が実行されます。
「履歴」
「履歴」では、今までの通話履歴を確認することが可能です。履歴の名前、もしくは電話番号をタップするとその履歴の電話番号に対して電話をかけることができます。
右上にある「編集」をタップすると、履歴の削除ができるようになります。また、それぞれの履歴の横にある「i」ボタンをタップすると、連絡先の情報が表示されました。元々連絡先に登録していない電話番号の場合は、新しく登録ができるようになります。
「連絡先」
連絡先は名前の通り、登録している連絡先を確認できる機能です。右上の「+」ボタンで新しく連絡先を登録することもできます。
それぞれの連絡先をタップすると、履歴の「i」を押した際と同じ画面が表示されました。こちらでは連絡先の編集やメッセージ、電話を行えます。
「キーパッド」
キーパッドでは、直接電話番号を入力して電話をかけることができます。電話番号を入力後、電話番号の下に表示される「番号を追加」をタップすると、入力した電話番号を連絡先に追加することも可能です。
「留守番電話」
基本的に、iPhoneではAndroidの「伝言メモ」のような機能はありません。そのため、留守番電話用のアプリをインストールしたり、それぞれのキャリアの留守番電話サービスオプションに加入をすると留守番電話の機能を利用することができます。
電話アプリのおすすめの使い方
標準の電話アプリでは、上記のメインの機能以外にも、様々な使い方があります。連絡先の項目で記載がありましたが、電話番号からメッセージ(SMS)が送信できることです。
方法は、連絡先からメッセージを送りたい連絡先をタップし、「メッセージ」をタップするだけ。メッセージをタップすると自動的にメッセージ(SMS)アプリが立ち上がり、選んだ連絡先にメッセージが送れるようになります。
また、電話アプリでは位置情報を共有することも可能です。メッセージと同様に連絡先を選び、連絡先の下にある「自分の位置情報を共有」をタップします。
タップをすると位置情報を共有する時間を選べるため、共有する時間を設定すると、その連絡先の相手に位置情報を共有することができるようになります。
おすすめの無料電話アプリ2選
人によっては標準アプリでは使いにくい、という人もいるかもしれません。そういった方に、おすすめの無料電話アプリをご紹介します。
LINE
「LINE」は言わずと知れたSNSのひとつです。「LINE」では通常の電話アプリのように1対1での通話だけでなく、複数人でのグループ通話を行うことができます。
また通話だけでなくチャットを送ることもできるため、メインのコミュニケーションツールとして活用するのもおすすめです。
Discord – 話そう、チャットしよう、集まろう
「Discord」は、アメリカで誕生したボイスチャットツール。LINEと同様にチャットと通話の両方が利用可能です。他にも、画面共有やファイル送信をする機能も実装されています。
また、「Discord」はスマホだけでなくパソコン・Webでもログイン可能です。ビジネスツールとしても利用しやすいでしょう。
最後に
スマホの電話アプリでは、電話だけでなく連絡先の確認やメッセージ送信など、様々な機能を利用することが可能です。ビデオ通話などの機能もあるため、使い方を覚えると様々な場面で活用できるようになります。いざというときに使いこなせるよう、普段から様々な機能を積極的に利用してみてはいかがでしょうか?
●構成・執筆/西田 絢(にしだ あや|京都メディアライン・https://kyotomedialine.com)
国家試験「情報処理技術者試験」の区分にある「ITパスポート試験」「基本情報技術者試験」を保持。通販ECパッケージの開発・導入・保守サポートを行う企業にて技術面での保守サポートを行っている。