息子の風俗通いを庇う義母
ケンカの果てに、相手は風俗で働く女性ということが発覚。1つの嘘から色々明るみになっていったとか。
「最初に行ったのが同僚に連れられてということだったんですが、その人と仲良くしていた時期と夫が訴える時期が食い違うとか色々あって、最終的には妊娠中から通っていたことがわかりました。さらには、今やりとりをしている女性とは2年ほどの関係で個人的にも会っていたそう。もちろんプライベートで会っているときには性的な関係はないと言いますが、信じられません。
その日を境に、一緒の空間にいることさえ気持ち悪くなりました。どういうつもりで私に普通に触れていたのか……。私は娘のベッドを大きいものに買い直し、そこから娘と一緒に寝るようになりました」
家では必要最低限の会話しかなくなり、冷戦状態に。そこにしゃしゃり出てきたのが義母だったと言います。
「夫は自分の風俗遊びをどう義母に伝えたのかは知りませんが、最初は低姿勢に『遊びが過ぎてしまってあの子も反省している』というぐらいだったのに、私が『夫婦の問題なので』と突っぱねた途端に『家をそんなに空けたことにも責任がある』とか、さらには『浮気じゃないんだからそんなに怒らなくてもいい。心の狭い嫁』と! 色々まくし立てられるように話をされて、『あの子の前にはあなただってあったでしょう!』と夫の前に付き合っていた男性との関係を責められました……。夫が初めてじゃないことを責められるって意味がわからないですよね。
夫とは今も冷戦状態は続いていますが、毎月何万も使っていたこと、コロナ禍でも通っていて感染リスクを考えてなかったところなどがまだ許せません。それに、今はたまに早く帰ってきてわざとらしく娘と遊んでいて、努力すれば前から早く帰って来ることができたんじゃん! って思うと、ムカムカしますね。義母? あれ以来まったく会っていませんね」
取材・文/ふじのあやこ
情報誌・スポーツ誌の出版社2社を経て、フリーのライター・編集者・ウェブデザイナーとなる。趣味はスポーツ観戦で、野球、アイスホッケー観戦などで全国を行脚している。