秘密の社内恋愛からの授かり婚。妊娠の事実を会社には言えなかった
咲良さんは大学を卒業後に都内にある広告代理店に就職。そこで旦那さまと出会います。2人は授かり婚となったそうですが、同じ職場だったこともあって、妊娠を隠して数か月の激務に耐えた過去があるとか。そのことで義母の印象は最初からあまり良くなかったと言います。
「夫は2歳上の先輩という立場で、入社して3か月ほど経った頃には付き合っていました。社内には内緒で付き合っていたんですが、27歳のときに妊娠が発覚して。そのときに多くの仕事を抱えていたので妊娠を伝えられなかったんです。夫は自らサポートするからと言ってくれたので入籍だけ報告して、私は抱えている仕事が落ち着く時期に退職したいと会社に伝えました。
当初は3か月ほどで仕事は落ち着くはずだったのに、人手不足で辞めさせたくない会社はどんどん私を新しい仕事に参加させていく。妊娠を伝えていないからもちろん配慮もなし。もう毎日が必死でした……。そんな中、さらに最悪だったのは義母との関係。妊娠が先なことも納得いっていなかった様子で、妊娠しているのに働き続けること、仕事をしているから結婚式などは落ち着いてからという感じにしてしまったこと。すべてが悪いほうにいっている気がしていました」
少しお腹も膨らみ始めた時期にやっと仕事を辞めることができたものの、体調不良が続き、同じ会社で激務な旦那さまのサポートが難しいとの理由で早々に実家に戻ることに。その期間に最悪なことが始まっていたそうで……。
「妊娠中って本当に自分のことだけで必死でした。つわりもそうだし、頭痛や腰痛も酷くて、仕事を辞めてすぐに実家に戻りました。元々仕事は土日にも影響するような激務で、出産してしばらくするまで夫とは月に2~3回しか会っていなかったんです。もちろん寂しい思いをさせたと思いますが、それが風俗に行っていい理由にはなりません」
振り返るとこの時期だったと咲良さんは言いますが、その事実に気づいたのはコロナ禍に入った後。風俗通いは浮気になると訴える咲良さんに対して義母の意見は…?
【~その2~に続きます】
取材・文/ふじのあやこ
情報誌・スポーツ誌の出版社2社を経て、フリーのライター・編集者・ウェブデザイナーとなる。趣味はスポーツ観戦で、野球、アイスホッケー観戦などで全国を行脚している。