親しみを込めてだったら何でも言っていいわけじゃない!

結婚の報告は行ったときにはお互いの両親はとても喜んでくれます。しかし、昔と同じように接してくれることは嬉しかったものの、あれ?と思うことも多かったそう。

「私の両親も『今までの彼氏の中で一番だった』と元カレの話をするなど多少の無礼はあったんですが、とても喜んでくれました。

そして、義両親は結婚相手を連れて行くと夫が伝えただけて、会ったときに私であることにとても驚いていて、『友理奈ちゃん、行き遅れていたの?』と。そんなこと言いますかね……、『そうなんです~』と流しましたけどね。そこから、今までは触れてこなかったのに、兄の仕事、両親の仕事などを根掘り葉掘り聞かれて。結婚となると家のことも重要なのは当然のことだと思って素直に答えましたが、良い気分はしませんでした」

そんな義両親の態度を見て結婚式は行わず、予定していた食事会も取りやめたとのこと。

「無理に会わすことはないのかなって。私の両親には『アラフォーの結婚ってそんなものでしょう』と言いました。義両親からは夫から言ってもらって夫からは特に何も聞いていません。何かあったとしても私が傷つく内容に決まっているので聞きません」

友理奈さんは現在夫婦で暮らしていますが、子どもを望んで不妊治療をしていると言います。しかし、そのことでも義両親から心無い言葉をハッキリと伝えてこられているそう。

「『“また”別れるかもしれないから子どもはいいんじゃない』とか、『結婚したときが遅かったんだから仕方ないわよ』と、別れるかもしれないと予想されたり、子どもは完全に無理だと決めつけられています。夫にはお姉さんとお兄さんがいるのですが、どちらにもすでに子どもがいるから、私たちの孫はいらないみたいです。『友理奈ちゃんには上辺ではなくハッキリ言えるわ~』と、親しみと失礼をはき違えていて、イライラは募るばかりです。一度目の別れが夫の理不尽な理由だったことを、いつぶちまけてやろうか、考え中です」

取材・文/ふじのあやこ
情報誌・スポーツ誌の出版社2社を経て、フリーのライター・編集者・ウェブデザイナーとなる。趣味はスポーツ観戦で、野球、アイスホッケー観戦などで全国を行脚している。

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