【家族の秘密】貯金していない妻を叱責した夫…働きに出た妻に起きた重大な変化とは～その1～

早朝4時に出勤する妻

給食センターの仕事は、早朝の4時に出勤し、11時くらいには終わっていた。

「始めた当初は4時とか5時とかに出勤し、お昼前には家に帰ってきたのに、今は夜まで帰ってこない。最初は“私、仕事は無理かも”とか言っていたので“だからお前なんかに仕事は無理なんだ”と心の中で思っていたんですが、ある日から張り切り出した。どんどん若返ってきて、家にもいなくなったんです」

信夫さんは、食べるものにうるさいタイプではないとのこと。朝は食べないし、昼は客先や会社で食べてしまう。夜は飲み会になることが多いので、そんなに家にはいない。

「でも、家に帰ってきて、ちょっと食べたいなというときに、それまでは冷蔵庫に買ってきた総菜があり、炊飯器にはご飯があり、鍋にはみそ汁が残っていた。今はそれさえも全くない。妻は僕の稼ぎだと湯水のように使っていたくせに、自分が稼いだ金は使わずに溜め込んでいるらしい。まあ、貯金がないと判明してから妻には生活費を出していないので、仕方がないですが、何もないのはさみしい」

家にいないことを話すと、妻は激しく怒る。「あんたが金、金とうるさく言うから、こっちは働いてやっているんだ」とキレる。

「手が付けられないというか。これなら、冷蔵庫に総菜がパンパンに入っていても、それなりに穏やかに過ごしていた方がマシだった。このところ、コロナが落ち着いて、妻は仕事が休みの土日も“仕事がある”とか“職場の仲間と温泉に行く”などといなくなってしまうことが多かった。これは浮気をしているんだと思います。私自身に妻と離婚する気持ちはなく、あんな妻でもいたほうがマシなんです。浮気の証拠を押さえてください。相手の男を突き止めて、妻とは別れてもらいます」

信夫さんは、妻に恋人がいると完全に思い込んでいる。しかし、最近は浮気をしていると思って調べると、同性の友達であることも多い。特に信夫さんのように少々モラハラ気味の男性の妻は、女性同士で親密になることが多々あります。どのような結果が出るかわかりませんが、調査に入ることにしました。

【キスマークがついていないか気にして、絆創膏を貼る……～その2～に続きます】

探偵・山村佳子
夫婦カウンセラー、探偵。JADP認定メンタル心理アドバイザー、JADP認定夫婦カウンセラー。神奈川県出身。フェリス女学院大学卒業。大学在学中に、憧れの気持ちから探偵社でアルバイトを始め、調査のイロハを学ぶ。大学卒業後、10年間化粧品メーカーに勤務し、法人営業を担当。地元横浜での調査会社設立に向け、5年間の探偵修業ののち、2013年、リッツ横浜探偵社設立。依頼者様の心に寄り添うカウンセリングと、浮気調査での一歩踏み込んだ証拠撮影で、夫婦問題・恋愛トラブルの解決実績3,000件を突破。リッツ横浜探偵社　http://www.ritztantei.com/