夫婦生活を「協力してやっている」と夫は言い、義母は「夫が2人目を欲しがらないのは嫁のせい」と
仕事を辞めてしばらく経った後に優花さんは妊娠、無事に女の子を出産します。妊娠中に都内で暮らしていた家から旦那さまの実家近くのマンションへ。妊娠期間の行動はすべて旦那さまが指揮を執っていたとか。
「つわりはそこまで酷くなかったんですが、引っ越しは完全に蚊帳の外で、私は引っ越しの前後2日はホテル泊でした。できた夫に見えるかもしれませんが、引っ越し先や家具の買い替えや部屋の配置などもすべて勝手に決められました。そこに義母は手伝いに来ていたみたいで。引っ越し先で私たちの家のものをすべて把握していそうな義母の姿には、少しもやもやしましたね」
第一子が3歳を迎えた後から始まったのが、義母の第二子への期待。優花さん自身も子どもを望んでいたものの、第一子が生まれてから夫婦生活はなかったそう。第二子について夫婦で話し合ったときも「いらない」と言われてしまいます。
「夫からは家のことをしていればいいと、働くことを反対されていたのでそれに甘えていて、義実家の近くで専業主婦となると、どうしても義母との交流も多くなります。孫がいるからそれなりにうまくいってはいましたが。そんな中、義母から頻繁に2人目のことを聞かれるようになって……。私自身も欲しいと思っていたので軽く流そうと『欲しいですね~』と言ってしまって、そこから猛プッシュが始まりました。
それきっかけではないですが、私も夫と2人目について話し合いの機会を持ったんです。1人目が生まれてからまったくなくなっていた夫婦生活は、3年経ってもなくなったままだったので、自然にはもう無理だろうと思っていたから。しかし夫からは『(子どもは)1人で十分だろう』って。ここで引き下がっては本当に2人目は望めなくなると思い食いついたんですが……」
その後、月一度の夫婦生活がもたれることとなったそうですが、そこからモラハラが始まります。
「『月一度しか協力しない。欲しくないのに、譲ってやっている』と言われました。この言い方はあまりにも……。そこから何かあると『2人目に協力してやっているのにお前はなぜ僕に歩み寄れない』と言って、私のすべてを否定しながら意のままに操ろうとするように……。もうここまでしてこんな夫の子どもが欲しいのかわからなくなっています」
しかし義母からの猛プッシュは続いているとか。軽い気持ちで、旦那さまが第二子に協力的ではないことを伝えたところ……。
「『2人目を欲しがらないのはあなたのせいでしょう。努力しなさいよ』と。愕然としました。そこから孫の催促は続き、まだなことを知る度に『まだ努力が足りないのね~』と言われます。これは義母からもモラハラを受けているということですよね。そろそろ限界です……」
取材・文/ふじのあやこ
情報誌・スポーツ誌の出版社2社を経て、フリーのライター・編集者・ウェブデザイナーとなる。趣味はスポーツ観戦で、野球、アイスホッケー観戦などで全国を行脚している。