子どもの前で夫を非難する義両親

義両親の旦那さま非難は相変わらずだったそうですが、年に数回の交流だからこそ我慢できたと言います。しかし、子どもが生まれてからは、頻繁に交流を求められ、子育てにまで口を出してくるように変わったとか。

「結婚した後も、お正月とお盆、それとゴールデンウィークにたまにしか会う機会はありませんでした。義両親はあまり干渉してくるタイプじゃなかったみたいで、それはとてもありがたかったんです。

しかし、子どもが生まれてからは、夫は一人っ子ということもあり、初孫に興奮してしまって。同じ地域のお見合いで知り合っただけに、お互いの実家も近くて、それがアダになりましたね。義両親は『あの子のようにならないよう、しっかりと躾けないと』と、子育てに口をだしてくるようになりました。ここでも夫の子育ては間違っていたと言うのか…って残念な気持ちでいっぱいでした」

お子さんは、現在小学生。言葉の意味がわかってくる頃なので、そんな義両親の態度から子どもを会わせたくないと思うようになってきたとか。

「子どもの前でも夫のことを悪く言い、それに、子どもがご飯どきに騒いでしまったりしたら『お父さんの悪いところばかり似たのね~』と笑顔で言ってきます。子どもは男の子なんですが、『結婚まで親にお世話をかけたらいけませんよ』と、夫がお見合いで結婚したことをチクリと言ってくるんです。どうやら色んな所にお見合い結婚だと言いふらしているみたいで、『(お見合いなのに)離婚せずにもっているほう』という言葉が、義母が誰かと電話中に聴こえてきました。夫は相変わらず無関心なのですが、子どもにそれを聞かせるのが嫌で仕方ありません」

しかし、旦那さま自身は義両親のことを悪く思っていないようで、今はどちらにも進めない状態とのこと。夫婦仲を壊したくない思いが強いと言いますが。

「私も、夫に親のことを文句言われたらムカッとはきますから、言葉を選ばないと。夫に『あんなこと言われて辛くないの?』と聞いてみたことがあるんです。そしたら『慣れている』と。どれだけ昔から言われ続けていたんだろうと思うと辛くなります。それでも、夫から親の悪口は聞いたことがありません。でも子どもには聞かせたくない。父親のことをダメな人とインプットされたくはないのです」

取材・文/ふじのあやこ
情報誌・スポーツ誌の出版社2社を経て、フリーのライター・編集者・ウェブデザイナーとなる。趣味はスポーツ観戦で、野球、アイスホッケー観戦などで全国を行脚している。

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