新型コロナウイルス感染対策により就活様式が様変わりする中、お子様へのアドバイスに悩む保護者の方も多いのではないでしょうか。
株式会社ウテナ(https://www.utena.co.jp)は、現役の採用担当者を対象に就職活動時の身だしなみに関する調査を実施しました。
おすすめの就活スタイル術も合わせご紹介しますので、参考にしてください。
Web面接で面接官が気になるのは「服装・化粧」よりも「寝ぐせ・毛先の乱れ」
採用担当の現役面接官に次の質問を伺いました。
「対面面接時に比べてWeb面接時に、より目についた、気になった身だしなみのポイントを教えてください」
多かった回答は「寝ぐせ」や「髪の乱れ」でした。特に気になるのは「毛先の乱れ」に対しての発言が見られました。
Web面接は、対面面接とは異なり見える部分が限られるため、ヘアスタイルの印象が大きく影響することがわかりました。
街頭での傾向では、ラフなおくれ毛をあえて作るヘアスタイルをよく見かけます。柔らかさ、自然な優しさを感じさせるおしゃれな髪型ですが、これは就活の場面には合いません。
ビジネスの場であることを踏まえた適応力が求められる面接時。特に画面越しではおくれ毛のつもりが「髪の乱れ」「ボサボサ」として映しだされてしまいます。思っている以上に細かい毛束が見られているので、普段より髪のまとまり感に意識をしたほうがいいですね。
ましてや、「寝ぐせ」については言うまでもありません。webでなくても社会人としてのマナーです。「きちんとした」髪型を心がけましょう。
他に挙げられたものには「濃すぎるメイク」「カンペを見ていて目が合わない」「頻繁に髪に触る」など。こちらは対面面接でもタブーとされる内容です。
また「就活生が面接時にヘアスタイルや服装で個性や自分らしさを表現すること」について伺ったところ、42.6%が賛同できる、42.2%がやや賛同できると回答されました。
約8割が「個性の表現」は支持している結果でした。
これらの結果より採用担当者はWeb面接時、就活生にヘアスタイルで個性を求めていることが分かりました。しかしラフなニュアンスの髪型は場違いなようです。
2021年最新・就活スタイル術
現在就活生は「就活・面接スタイルが変化する中で、実際にどうしたら自分を表現できるかわからない」といった悩みを抱えています。
面接という制限のある中で、最大限に自分らしさを表現したい気持ちは誰でも同じですね。保護者としても、傾向をつかんで適切なアドバイスで送り出してあげたいものです。
オフィスやプライベートで好まれるトレンドヘアの傾向と、マスク着用時に困った場面でのアドバイスをご紹介するので、参考にしてください。
(1)個性を引き出すカンタンアレンジ3選
ベーシックなお団子ヘア、ポニーテール、ハーフアップのヘアスタイルでも、ひと手間加えるだけでまた違った印象に変えることができます。
(2)マスク着用時の髪の乱れを防止!
マスク着用時には、取り外しやマスクによる湿気で耳周りや前髪が乱れてしまいがち。そんな時はクリームや柔らかく固定するスプレーを活用すれば、マスク湿気による前髪の崩れも防ぎます。
(3)面接前のチェックリストは保存可能!
通信の乱れは面接時に印象を下げる要因になります。 記事内ではWeb面接に向けて、機材の事前準備についてのチェックリストを用意しました。入念な準備を怠らないようにしたいものですね。
下記のチェックリストを画像として保存できるので、面接前に励ましと共に送ることもできますよ。
<採用担当者からWeb面接でのアドバイス!>
・ 相づちが多く、Webでも明るく元気な印象がある学生はとても印象が良く、決め手になりました。(製造業)
・暗記した綺麗な文章よりも、下手でも一生懸命喋った気持ちのこもった思いの方が100倍すごい。対面であろうが、Webであろうが、自分のやってきたこと、やりたいことの延長線上に行きたい会社があるか見てほしい。(金融業)
・Web面接はタイムラグがあるので、笑顔でハキハキと話したり、面接官が話している間も笑顔を心がけること。(サービス業)
・就活生が手もとに原稿を持って話していると感じたことがあります。姿勢にも気を付けて。(製造業)
***
社会で活躍できる大人に育ってほしいのは、親も企業側も同じです。社会常識をもつことと自分を光らせ活躍できることの両立を応援したいですね。この記事を参考にして、お子様や就活生の姿を見守ってあげてください。
調査方法:インターネット調査
調査時期:2021年1月
調査対象:全国の採用担当者、計251名