年金に期待していない人は8割も!?
“老後資金”はいくら確保する予定ですか?
「2,000万円以上は必要!」
「まだ何も考えてなかった…」
と、それぞれ老後資金について計画を立てている方とそうでない方がいらっしゃるでしょう。
2019年、“老後2,000万円問題”が話題になりましたが、老後資金を確保するために何か始めていますか?
もしかしたら、周りの方は既に始めているかもしれません。
そこで今回、JSKパートナーズ株式会社(http://p-m-g-service.com/lp/)は、全国の30代~50代の男女を対象に、「老後資金」に関する調査を実施。結果をご紹介しましょう。
人には聞けない“貯蓄額”
老後資金のために、同じ年代の方がどのくらいの額を貯蓄をしているのか気になりませんか?
この記事を読めば、老後資金を確保するために“何をすべきか”が見えてくるかもしれません。
老後資金の確保ができている人は2割!?30代~50代の貯蓄額はどのくらい?
はじめに、どのくらいの方が“老後資金”の確保ができているのか聞いてみました。
「老後資金の確保はできていますか?」と質問したところ、8割近くの方が『全くできていない(41.4%)』『あまりできていない(37.7%)』と回答しました。
老後資金を確保できている方は少なく、老後資金の確保について「まだまだ先のこと」と、思っている方も多いのかもしれません。
では、将来老後資金としていくら確保できそうなのか、そういった目途は立っているのでしょうか?
そこで、「老後資金はいくら確保できそうですか?」と質問したところ、『300万円未満(39.3%)』と回答した方が最も多く、次いで『500万円以上1,000万円未満(15.6%)』『1,000万円以上2,000万円未満(14.0%)』『300万円以上500万円未満(11.7%)』と続きました。
人によって確保できる金額は様々ですが、“老後2,000万円問題“でもあったような金額を準備できる方は少ないようです。
現在の貯蓄額から、「このくらい確保できるかも」という予測だと思いますが、30代~50代では、どのくらい貯蓄額がある方が多いのでしょうか。
貯蓄額について、あまり周りの友人・知人に聞きにくいですし、自分の貯蓄額も知られたくないですよね。
そこで、「現在の貯蓄額を教えてください」と質問したところ、『100万円未満(41.6%)』と回答した方が最も多く、次いで『1,000万円以上(18.3%)』『100万円以上300万円未満(15.1%)』と続きました。
約4割の方が、貯蓄額は100万円未満だということが分かりました。
老後資金を確保している方が少なかったように、将来を見通して計画的に貯蓄をしている方は少ないのかもしれません。
職業や年齢によって違いはあると思いますが、貯蓄額が多ければ多いほど将来に安心感を持てますよね。
年金を生活費の当てにしていいの!?
先ほどの調査で、老後資金の確保ができていないという方が8割以上いることが分かりましたが、老後2,000万円問題もあり、将来に不安を抱えている方は多いと思います。
「年金があっても不安…」と、考えている方も多いでしょう。
事実、「ご自身が年金を受給する際、現在と比較してどのように変化していると思いますか?」と質問したところ、8割近くの方が『減っていると思う(78.6%)』と回答しました。
自身が年金を受給する頃には、受給額が減っているだろうと考えている方が多くいるようですが、では、どのくらいの方が将来年金を生活費として当てにしようと考えているのでしょうか?
そこで、「将来、生活費として年金をどのくらい当てにできると思いますか?」と質問したところ、『当てにするつもりはない(29.1%)』と回答した方が最も多く、半数以上の方が『3割程度当てにできると思う(26.9%)』『5割程度当てにできると思う(28.6%)』と回答しました。
年金を生活費として当てにしようと思っている方は少なく、生活費の足しになればと考えている方が多いようです。
年金に頼らない生活を将来求められるかもしれないことから、年金以外にも老後資金を自分で確保する必要がありそうですね。
年金に期待していない人は8割! 7割が老後資金のために投資を始めている!?
先ほどの調査で、将来、年金を生活費として当てにしている方が少ないことが分かりましたが、今後の年金制度に期待している方はどのくらいいるのでしょうか?
「今後の年金制度に期待していますか?」と質問したところ、なんと8割近くの方が『期待していない(77.9%)』と回答しました。
そこで、年金制度に期待していない理由を聞いてみました。
■年金制度に期待していない理由とは?
・年金受給される年齢が上がっていきそうだから(30代/女性/専業主婦)
・これから少子化になり自分達が老後になった時はもっと年金が減らされると思うから(30代/女性/専業主婦)
・国の財政がコロナでより厳しくなったから。例え年金が増えてもさらに税金が高くなっていそう(30代/女性/パート・アルバイト)
・国はいっぱい借金してるし、少子高齢化だから(40代/男性/無職)
・今の制度だと年金自体が破綻しそうだから(50代/男性/会社員)
少子高齢化が進んでいるのもあり、「年金の受給額が減ってしまうのでは?」と考えているようです。
さらに、新型コロナウイルスの感染拡大によって、感染対策や経済対策として多くの財源を使ったこともあり、より一層年金を受給するのが難しくなると考えていることが分かりました。
では、年金制度に期待していない方が多いですが、今後の老後資金の確保のために“投資”といった対策を取っている方はどのくらいいるのでしょうか?
そこで、「老後資金を確保するために、投資をしていますか?」と質問したところ、7割以上の方が『していない(72.9%)』と回答しました。
年金制度に期待していない方が少なくないのにもかかわらず、老後資金を確保するために投資をしていない方が多い理由は何なのでしょうか?
■投資をしていない理由は?
・投資の方法がよく分からないから(30代/女性/パート・アルバイト)
・手を出すのが怖い(30代/男性/会社員)
・資金がないから(30代/男性/会社員)
・どれがいいか分からないから(30代/女性/会社員)
・リスクがあるから(50代/男性/会社員)
「投資の仕方が分からない」という方や、「リスクがあるから怖い」といった理由から投資を始められていない方が多いようです。
さらに、どれがいいのか分からないといった悩みもあるようです。
しかし、年金制度に期待していいのか分からない今だからこそ、老後資金を確保するために投資を考えてみてもいいかもしれません。
【まとめ】年金制度に期待していないのに、老後資金の確保ができてない!?
今回の調査で、老後資金の確保ができていない方が8割近くいることが判明しました。
その一方で、貯蓄額が100万円未満の方が4割程度いることが分かり、老後資金の確保や準備について考えている方が少ないようです。
老後の生活費に関しては、年金に期待していないと8割近くの方が回答していました。
しかし、「リスクが怖い」「資金がない」といった理由から、老後資金の確保のために投資を始めている方は少なく、ますます老後資金について不安に感じる方が増えていくでしょう。
将来の不安を抱えたまま過ごすのではなく、信頼できる投資先で投資を行うなどして、安心できる老後に備えたいですね。
調査概要:「老後資金」に関する調査
【調査日】2020年10月22日(木)
【調査方法】インターネット調査
【調査人数】1,081人
【調査対象】全国の30代~50代の男女
【モニター提供元】ゼネラルリサーチ