外出自粛や在宅勤務などにより人との接触機会がコロナ禍により減少しました。そんな中でも女性のヘアスタイルへの美意識は変わらないのでしょうか? そこで株式会社アルテ サロン ホールディングス(https://arte-hd.com/)の傘下である株式会社C&Pが、カット・カラーのメンテナンス専門美容室 チョキペタに来店した40代以上の女性1,317人に対し、コロナの影響による美意識の変化、特に白髪染めに関する調査を実施しました。気になる結果を早速見ていきましょう。
■コロナの影響によるヘアスタイルに関しての美意識「これまでと変わらない」が85%
「コロナの影響をうけてヘアスタイルに関して美意識の変化はありましたか?」という質問に対し、85%が「これまでと変わらない」と回答しました。次いで「ヘアスタイルを意識しなくなった」と回答した人が9%、「ヘアスタイルを意識するようになった」と回答した人が6%となり、外出自粛や在宅勤務によって人との接触機会が少なくなったコロナ禍においても、多くの人の美意識は以前と変わっていないことがわかりました。
また、「コロナの影響を受けてカラーをする回数は増えましたか?」の質問に対し、「これまでと変わらない」と回答した人が80%と多数派を占め、「これまでよりカラーをする回数が減った」と回答した人は16%にとどまりました。
■自宅でのヘアカラーに比べて美容室のヘアカラーに仕上がりの良さを感じる人は81%
美容室でのヘアカラーと自宅でのヘアカラーの比較として、「自宅でのカラーと美容室でのカラーの仕上りに違いを感じますか?」の質問に対しては81%が「美容室でカラーするほうが仕上がりが良い」と回答しました。「美容室でしかカラーしたことがないのでわからない」と回答した人も含めると93%となり、多くの人が美容室のヘアカラーに対してメリットを感じて利用していることがわかりました。
続いて、「美容室でカラーする理由は何ですか?」の質問に対し、「ムラなく綺麗に染まる」と回答した人が79%と一番多く、次いで「自分が見えないところも染まる」が71%と、自分で綺麗に染めることの難しさによる、美容室でのサービスの技術的な側面にメリットを感じている人が多いことがわかりました。 次いで50% が「自宅カラーよりラクだから」と回答し、技術的な難しさに加え、衣服や部屋、浴室などを汚さないように気を付けなければならない自宅でのヘアカラーの手間に対して負担を感じていると考えられます。また、高齢のお客様から普段聞かれる声の中には「加齢による視力低下でよく見えず染めるのが難しい」や、「腕を上げると痛い」など、身体の変化によって自分で染める労力をより負担に感じるという声も聞かれます。
■白髪染めの頻度は4週間以内が4割超
「カラーする頻度はどのくらいですか?」の質問に対し、「2週間~4週間」がもっとも多い42%、次いで「4週間~6週間」が36%となりました。少数ではあるものの「2週間以内」と回答した人は3%おり、 6週間以内にヘアカラーをする人が全体の80%以上を占めました。髪は1か月に平均1cm~1.5cm伸びると言われていることから、1cm~2cm程伸びると根元の白髪が気になり、定期的に白髪染めをしている人が多いことがわかりました。
■一方でコロナの影響を受けて自宅ヘアカラーを試した人が45%
ヘアスタイルに関する美意識やヘアカラーの回数が変化しなかった人が多数派だった一方で、「コロナの影響をうけて、自宅でカラーを試したことがありましたか?」の質問に対し、「普段は美容室でカラーしているが自宅でカラーを試した」と回答した人が45%に上り、美容室の自主休業や外出自粛要請などの影響を受けて美容室に行きづらくなったことで、普段は美容室でヘアカラーをしていた人たちが自宅でのヘアカラーを試していたことがわかりました。
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調査の結果から、外出自粛や在宅勤務などにより人との接触機会が減少したコロナ禍においても、40代以上女性のヘアスタイルに関する美意識は変化せず、白髪染めの回数も変化しなかったことがわかりました。また、伸びた髪を染める際に、自宅でのヘアカラーと比較して美容室でのヘアカラーには仕上がりの良さ、具体的にはムラなく綺麗に染まるなど、自分では難しい技術面に対してメリットを感じているようですね。また、白髪染めの利用は比較的頻繁であることもわかりました。
今後もコロナの影響がしばらく続くと予想されるため、ヘアスタイルに関する悩みも当面続きそうですね…。
<調査概要>
調査手法:インターネット調査
調査期間:2020年8月19日~2020年9月9日
調査対象:チョキペタ顧客
年代:40代 38%、50代 45%、60代 14%、70代 3%
回答人数:1,317人
地域:東京、神奈川、千葉、埼玉