新型コロナウイルスの影響で家飲みをされている方も多いことでしょう。でも、ちょっと待ってください。今飲んでいるそのお酒、思わぬ高値になっているかもしれませんよ!?
買取一括査定の「ウリドキ」(https://uridoki.net/)を運営するウリドキ株式会社の、2020年1月~8月末までの期間に、ウリドキ内で高値がつけられたお酒の銘柄を集計しました。これに基づき、お酒の高価査定ランキングTOP10を発表します。
高価査定ランキングで1位に輝いた「響35年 十三代今右衛門作」は、サントリーウイスキーの響35年を、人間国宝である十三代今右衛門がデザインした色絵磁器のボトルに詰めたものです。日本の伝統工芸とジャパニーズウイスキーが融合した特別なお酒で、2002年に150本限定で販売された希少性が高価査定の大きな理由です。
ジャパニーズウイスキーがTOP10に名を連ねる中、2位はワインの帝王と称される「ロマネコンティ 2014」でした。特級畑で収穫されるピノ・ノワールが原材料で、伝統的な手法に基づいて生産されてるため、大量生産ができません。生産本数の少なさから高額で取引されていると考えられます。
3位は、サントリー「エイジ・アンノウン」でした。このお酒は一般で販売されておらず、1989年にサントリーの初代社長・佐治敬三氏が勲一等瑞宝章を受賞した際の祝賀パーティー用につくられ、パーティーの参加者に記念品として配られたウイスキーです。最低でも25年熟成されており、5位にランクインする「山崎25年」のオリジナルバージョンと言われています。
今回の調査で、「響」「余市」「山崎」といったジャパニーズウイスキーのランクインが目立ちました。朝ドラや世界的コンテストでの受賞をきっかけに、近年ジャパニーズウイスキーに注目が集まっています。
ニーズが高まっている一方で、ウイスキー生産のもとになる原酒不足が価格の高騰に拍車をかけていると考えられます。今年3月には「竹鶴17年」「竹鶴21年」「竹鶴25年」の販売が終了しました。供給量の減少により、今後もジャパニーズウイスキーの買取価格は上昇していくと予想されます。
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いかがだったでしょう。 これを機会に家にある飲んでいないお酒の銘柄を見直してみるといいかもしれませんね。思わぬお宝が眠っているかも?