「パートナーと離婚する」と決断した際、あなたは誰に相談しますか? 株式会社カケコム (http://company.kakekomu.com/) が離婚経験のある男女100名を対象に、離婚の際の弁護士相談について調査を実施しました。結果としては、半数以上の多くの方が、離婚の際には弁護士に相談しており、そのうち9割以上の方がその内容に満足しているという結果が出ています。弁護士に相談することでどういったメリットがあったのか、回答者の声を交えながら解説いたします。離婚問題にお悩みの方は必見です。

■離婚問題に直面した際、弁護士に相談したか?

離婚の際に弁護士に相談した方がどれくらいいるのか、調査を行いました。アンケートの結果、離婚問題の際、弁護士に相談した方は全体の54%、弁護士に相談しなかった方は46%となりました。離婚経験のある方の半数以上が、離婚の際は弁護士に相談していたというのは、意外と多くの方が弁護士に相談しているとの印象を持たれる方は多いのではないでしょうか。

実際に離婚問題を抱えている方の中には、「これくらいの悩みなら弁護士に相談しなくてもいいのかな…」と迷う方は多いことと思います。しかし、今では昔に比べ、初回無料相談を行っている法律事務所も増えてきました。弁護士に相談するべきかどうか迷った場合は、こうした制度を活用することで、その後継続して弁護士にサポートしてもらった方がいいかどうか判断するための相談をすることもできます。

■離婚について弁護士相談するメリット

ここからは、離婚について弁護士相談をすると具体的にどのようなメリットがあるのか、実際に相談した方の声も交えてご紹介します。

▷メリット(1) 離婚の話し合いをスムーズに進められる

弁護士に相談する1つ目のメリットとして、離婚の話し合いをスムーズに進められることがあげられます。自分は離婚したいのに、相手が合意してくれない場合や、慰謝料や財産分与、親権、養育費などの離婚条件で揉めた場合など、一旦話し合いが膠着してしまうと、自分たちで解決するのは至難の業です。

そんなときは、法律の知識と離婚問題の経験豊富な弁護士に相談することで、解決へ向けての適切なアドバイスがもらえ、話し合いをスムーズに進めるためのサポートをしてもらえます。また、弁護士に相談することで、相手にこちらの本気度を示す効果も期待できます。

実際の声
●妻が浮気をしていて浮気の証拠をとってからどのように対応するか、相手男性への慰謝料の問題など、話の進め方を弁護士さんに相談してすべて教えてもらいました。(男性)
● 妻には離婚したい旨は伝えていましたが、話し合いに応じてもらえず、具体的な話し合いが難しい関係性になっていたため、弁護士を通して離婚に向けた話し合いを持ちたい旨や離婚に該当する事由(妻が理由を告げずにSEXの拒否を続けていること、精神的なストレス等)、資産の整理についての通知書を渡しました。今までは全く話し合う姿勢を見せませんでしたが、こちらの要求に対して弁護士を挟み話し合いの機会を持つことに妻も同意してくれました。その後は、淡々と話し合いが終わり、もちろん妻への慰謝料はなく、離婚することができました。(男性)

▷メリット(2) 離婚条件をこちらに有利に進められる

弁護士に相談することで、離婚条件をこちらに有利に進めるためのアドバイスをもらえます。

例えば相手が不倫していた場合、できるだけ多くの慰謝料をもらうためにはどうすればいいかや親権を取るにはどうすればいいかなど、そのときの状況に合ったアドバイスをあなたにしてくれます。普通の方は離婚手続きの進め方から慰謝料や養育費などの相場まで、初めてのことでわからないことも多く、不安や焦りでいっぱいになってしまうこともめずらしくありません。そんなとき、弁護士はあなたの心強い味方になってくれるでしょう。

実際の声
● 主人が職を転々とし、パチンコが原因で借金をしたため離婚問題へ発展しました。子供の親権や妥当な慰謝料など素人知識ではわからなかったが、弁護士の先生に相談し、こちらが有利になるよう元旦那と交渉していただき、希望通り、親権と慰謝料を支払ってもらいました。(女性)
● 高額な慰謝料を請求されたので適正なのかどうか分からず、そのときに弁護士に相談し法律に沿って適正な慰謝料で妥結することができました。(男性)

▷メリット(3) のちのトラブルを防げる

離婚について弁護士に相談すると、後のトラブルを防止することも可能です。

たとえば、慰謝料や養育費の支払いについて書面に残しておかなかったために、のちに支払いが滞ったときに困ってしまったり、作成した書面にミスがあったりなどのトラブルは、事前に弁護士に相談することで防ぐことができます。

実際の声
● 離婚をする際に、子どもの親権は向こうがもつことに決まりました。その上で問題になったことは、子どもの養育費の額と子どもに会う頻度です。よく、口約束で、決まった約束が守られない事があると聞いていたので、約束をうやむやにして欲しくなくて、弁護士に相談しました。公正証書を交わした方が良いと助言をいただき、納得出来る形で進める事ができました。(男性)

▷メリット(4) 必要に応じて書類作成や代理交渉も依頼可能

弁護士に相談する4つ目のメリットとして、必要に応じて書類作成や交渉の代理、調停・訴訟の代理などの依頼ができることがあげられます(※相談とは別料金で、弁護士への依頼が必要です)。

たとえば自力での離婚条件の交渉が難しい場合や、DV被害にあっており相手と直接話し合うことができない場合などは、弁護士に代理で交渉してもらうことができます。離婚問題の知識や経験豊富な弁護士に代理交渉をお願いすることで、相手を説得できる可能性も高くなります。

また、書類作成や交渉の代理、調停・訴訟の代理を弁護士に任せることで、煩雑で手間のかかる手続きを全て弁護士に一任できますので、労力の削減にもつながります。

実際の声
● 裁判を起こすべきかの判断やどこまで慰謝料がとれるのか、養育費の問題等もあったので、まとめて交渉を進めることができました。書類作成に関しても大変助かりました。また相手となるべく顔を合わせたくなかったので、弁護士さんが間に立ってくれて相手と意思疎通を図れたのも非常によかったです。お金はかかりますが納得いく結果にできるよう協力してくれる弁護士がいると安心感があります。(女性)

▷メリット(5) 精神的に楽になる

弁護士に相談することで、精神的な負担を減らすことができます。離婚問題を抱えていると、今後どうなるかや早く問題を解決したいといった不安と焦りでいっぱいになってしまいます。そんなとき、離婚問題に関する知識も経験も豊富な弁護士が味方になってくれることで、大きな安心感を得ることができます。自分の話を聞いてくれ、自分の味方になってくれる人がいるというのは、非常に心強いものです。

実際の声
● 離婚に必要な手続きはもちろん、離婚のアドバイスや離婚に至るまでの心境などを話す事によって、自分の気持ちや考え方の整理が出来た点が良かった。(女性)
● 避難シェルターに娘と避難して、行政の方にお手伝いいただいて弁護士を紹介していただきました。(女性)

***

離婚について弁護士に相談するメリットについて、いかがでしたでしょうか?少しでも離婚問題で悩んでいる方や弁護士相談しようか迷っている方の参考になれれば幸いです。

 

関連記事

ランキング

サライ最新号
2024年
5月号

サライ最新号

人気のキーワード

新着記事

ピックアップ

サライプレミアム倶楽部

最新記事のお知らせ、イベント、読者企画、豪華プレゼントなどへの応募情報をお届けします。

公式SNS

サライ公式SNSで最新情報を配信中!

  • Facebook
  • Twitter
  • Instagram
  • LINE

小学館百貨店Online Store

通販別冊
通販別冊

心に響き長く愛せるモノだけを厳選した通販メディア

花人日和(かじんびより)

和田秀樹 最新刊

75歳からの生き方ノート

おすすめのサイト
dime
be-pal
リアルキッチン&インテリア
小学館百貨店
おすすめのサイト
dime
be-pal
リアルキッチン&インテリア
小学館百貨店