日本が誇る文化を通じて、人々の交流を促し、世界の多様性の尊重や、平和を祈念することを目的とした「日本博」(主催は文化庁/日本芸術文化振興会)。私たちは、縄文から現代まで1万年以上もの間、大自然と触れ合うなかで、それらへの驚き、畏れ、敬うといった心持ちを「日本の美」として表現してきました。日本博では、そのような日本の美意識を「日本人と自然」という大テーマのもと、「美術・文化財」、 「舞台芸術」、「メディア芸術」、「生活文化・文芸・音楽」、「食文化・自然」、「デザイン・ファッション」、「共生社会・多文化共生」、「被災地復興」という分野において文化プログラムを展開し、国内外に発信していきます。
その日本博のオープニングセレモニーで披露される予定だった日本博特別公演「日本の音と声と舞」が、テレビおよびインターネットを通じて楽しめるようになります。映像は、3月14日(土)に東京国立博物館平成館で収録されたものです。
第一部は、日本博広報大使の黒柳徹子さんの挨拶から始まり、アイヌ古式舞踊、2.5次元ミュージカル ミュージカル 『刀剣乱舞』が披露されます。第二部は、歌舞伎、能、文楽、雅楽、日本舞踊、合唱など多くの舞台芸術がプロジェクションマッピングとともに演出される「月雪花(つきゆきはな)にあそぶ」と題されたパフォーマンス。日本の伝統芸能とテクノロジーが融合した夢の舞台です。
また、この公演で司会を務めた谷原章介さんは、「日本博サポーター」に就任することが発表されました。谷原さんは、「この度日本博サポーターに就任しました。縄文時代から現代まで歴史や文化など日本の様々な魅力を発信する日本博にサポーターとして関われる事を光栄に思います。新型コロナウイルス感染症拡大により、生活は一変しました。残念ながら中止となってしまった展覧会もありますが、なんとか楽しんでいただけるよう工夫しているものもたくさんあります。こんな時だからこそ、文化芸術の力でみなさんに喜んでいただきたいです。もう一度皆で盛り上げていきましょう」とメッセージを寄せています。
なお、「日本博」については、以下のウェブサイトで、開催中の催しを確認することができます。
番組名:日本博特別公演「日本の音と声と舞」
日時:2020年6月20 日(土)12時~13時24分
放送局:BS日テレ。※放送後、「TVer https://tver.jp/」で1か月間配信予定
※特別公演の収録映像は、今後多言語による海外向けハイライト動画や伝統芸能紹介動画に編集し、日本博Web サイト、SNSなどでの無料配信(期間限定)などを予定