“スポーツの秋”はスポーツ観戦の秋でもありますね。今年はラグビーワールドカップ日本大会を始め、終盤戦に入ったJリーグなど観戦熱のボルテージも上がっています。
スポーツ観戦時、食事はどうされていますか? 「出前総研」が「出前館」利用者向けにスポーツ観戦時の食事に関する調査を行いました。他の人はどのように食事選びをしているのか、早速見ていきましょう。
■スポーツ観戦する場所は?
スポーツ観戦に関するアンケートで、「どういった場所でスポーツ観戦をするか」を聞いたところ、最も多い回答は「自宅でテレビやインターネット中継で」のスポーツ観戦で71.3%でした。
次に、自宅でスポーツ観戦をする人にスポーツ観戦時の食事の準備について聞いたところ、1位は「出前を注文する(62.6%)」で、次いで「デパートやスーパーのお惣菜を購入する(51.2%)」、「自炊する(42.7%)」という結果となりました。
■自宅でスポーツ観戦時に出前を選ぶ理由1位は「観戦に集中できる」
自宅でのスポーツ観戦をする時の食事で出前を選ぶ理由を聞いたところ、「料理をする必要がなく、観戦に集中できる(76.4%)」が最も多く、次に「注文や決済方法が簡単だから(37.3%)」で、簡単に注文や支払いができてスポーツ観戦に集中できるため出前が選ばれているということがアンケート結果よりうかがえます。また、「過去に使ってみて便利だったから」という回答も29.7%あり、リピーター利用が一定数あることが見受けられます。
スポーツ観戦時の料理の重視点では、「手早く食べられる」が45.2%、次いで「ビールやお酒に合う」が39.7%でした。
自宅観戦では、食事を手早くとってスポーツ観戦に集中したいというニーズと、お酒を飲みながらのんびり、もしくは、一緒に見ている人とにぎやかにスポーツ観戦したいという2種類のニーズが見られます。具体的なメニューでは、「ピザ(76.1%)」や「寿司(35.5%)」といった片手でつまめて手軽に食べられるメニューが人気でした。
■現地でスポーツ観戦時に食事を選ぶポイントは?
今回の調査では、球場や競技場など現地でスポーツ観戦をしたことのある人に対しても現地での食事をどのようにしているのか伺いました。回答者の約90%は「球場や競技場内の売店で購入」していることがわかりました。
現地で食事を選ぶ際の重視点を聞いたところ、自宅観戦と同様に「手早く食べられる」が60.9%と最も多かったですが、次いで「食べる時に場所を取らない」が54.0%で、現地ではテーブルなどのない席が多く、場所を取らずに手早く食べられるメニューのニーズが高いと考えられます。そういったニーズを受けて、現地で食べたいメニューでは「フライドチキン・から揚げ(60.9%)」や「サンドイッチ・ハンバーガー(59.6%)」、「フライドポテト(49.7%)」など片手で食べられて場所を取らないメニューが人気でした。
ただ、現地で食事を購入するには列に並ばないといけなかったり、商品に割高感があるといった不満が見られました。男女別で見ると、男性は「割高感がある」という回答が72.9%と最も多く、次いで「食事を購入するのに並ばないといけない」が68.8%でした。また「ボリュームがない」は女性よりも5ポイント高く、食事に対して価格に見合ったボリュームを求めていることが分かります。一方女性は、「どこの球場や競技場でも同じようなメニューしかない」が31.7%で男性より6ポイント高く、どこの球場や競技場にでもあるようなメニューではない食事へのニーズが見られました。
■スポーツ会場にも出前が登場
次に、「スポーツ会場での出前を利用したいか」を聞いたところ、約40%が「利用したい」と回答しました。出前であれば、列に並ぶこともなく、球場や競技場の定番メニューとは違った食事が食べられるといった、現地購入にはないメリットがあることが、出前利用意向が40%近くあった要因のように推測されます。
バスケットボールや格闘技などの試合会場や客席では、デリバリーフードが届くような出前のサービスがスタートしているそうですよ。
***
いかがでしたか? 自宅にしろ現地にしろ、スポーツ観戦するときは片手でつまめて手軽に口に入れられる食事が人気のようですね。出前やテイクアウトを上手に利用しながら、熱戦を楽しみましょう。
【調査概要】 スポーツ観戦に関する調査
調査期間:2019年10月4日~6日
調査対象:出前館利用者 739名