2023年NHKドラマ10『大奥 Season2』で描かれた、徳川家治
2023年NHKドラマ10『大奥 Season2』で描かれた徳川家治は、物語の中で重要な役割を果たす将軍として登場します。このドラマは、よしながふみの同名漫画を原作に、男女逆転の江戸時代を描いた作品です。物語の舞台となるのは、「赤面疱瘡(せきめんほうそう、物語に描かれた奇病のこと)」と呼ばれる奇病が蔓延し、男子の人口が激減した日本。男子は希少な存在となり、社会の主導権は女性が握るようになります。
徳川家治(演:高田夏帆)は、9代将軍・家重(演:三浦透子)の長女として生まれ、母の後を継ぎ10代将軍に就任します。家治は聡明でありながらも、政務の多くを信頼する家臣・田沼意次(演:松下奈緒)に任せる姿勢を見せていました。
2025年NHK大河ドラマ『べらぼう~蔦重栄華乃夢噺~』で描かれる、徳川家治
『べらぼう』で描かれる徳川家治(演:眞島秀和)は、将軍就任後は老中・松平武元(たけちか、演:石坂浩二)らと幕政に励み、経済通の田沼意次(演:渡辺謙)を重用する人物として描かれるようです。
『大奥』と『べらぼう』、どちらの脚本も手掛けるのは森下佳子さん。繊細で奥行きのある物語作りに定評のある森下さんが、徳川家治を『べらぼう』の中でどのような将軍として描き出すのか、楽しみです。
まとめ
吉宗の膝下で養育された家治は、幼い頃から従順で温厚な性格であったといわれています。主体的な行動が取れない性分を考えると、将軍には不向きだったのかもしれません。
だからといって、将軍の役割を結果的に放棄したことは、許されることではないでしょう。しかし、その死すらも政治的に利用されてしまう悲しき最期には、同情を禁じ得ません。
文/京都メディアライン
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引用・参考図書/
『日本大百科全書』(小学館)
『朝日日本歴史人物事典』(朝日新聞出版)
