家康側室となる於愛の方(演・広瀬アリス)。(C)NHK
家康に難題を突きつける佐久間信盛(演・立川談春)。(C)NHK

ライターI(以下I):統一地方選挙で『どうする家康』が1回休止になるタイミングで第14話以降に登場する新キャスト8名の扮装写真が公開されました。順を追って解説していきましょう。まずは佐久間信盛。立川談春さんが演じます。

編集者A(以下A):おおー。これは重要な役ですね。演じる立川談春さんは『いだてん』で池田勇人役を演じて以来の大河登場です。NHKが佐久間信盛に冠したキャッチコピーが〈家康に難題を突きつける食えない男〉。劇中、どういう説を採用してくるかわかりませんが、家康が生涯後悔し続けたという事案にもかかわってきます。しかも最終的には織田家中から追放されるわけです。

I:とってもとっても重要な役柄なんですね。談春さんがどう演じるのか、楽しみですね。

A:家康が主人公のドラマで佐久間信盛をどう描くのか。演出陣の手腕が問われるキャラクターになるかと思われます。極端にいえば佐久間信盛の扱いいかんでは、駄作になってしまうほどの重要人物ですので、要注目です。

I;おっと、期待の裏返しとはいえ、駄作になりかねないとは過激な言いようですね。その佐久間信盛とも絡んでくる可能性があるのが家康嫡男信康です。演じるのは若手有望格の細田佳央太さんです。

家康と瀬名の息子、信康(演・細田佳央太)。(C)NHK

A:40年前の大河ドラマ『徳川家康』では、当時27歳の宅麻伸さんが血気盛んな若武者信康を演じました。細田さんもキリっとしていて、血気盛んな若武者の面構えですね。期待してよさそうですね。

I:NHKがつけたキャッチコピーが〈パーフェクトな息子〉です。なんだかよくわからないキャッチですが(笑)、瀬名(演・有村架純)と信康がどういう展開に飲み込まれるのか。おそらく前半のクライマックスになると思われます。そして、瀬名、信康親子の運命にかかわってくる重要人物大岡弥四郎には毎熊克哉さんがキャスティングされました。プロ野球でいったらユーティリティプレーヤーのようなどんなポジションもこなせる手練れの俳優です。どんなキャラクターの弥四郎を演じるのか見当もつきません。

大岡弥四郎(演・毎熊克哉)にも大注目!(C)NHK

A:弥四郎のキャラが最初からわかっていたらネタバレにもつながりますからね。佐久間信盛同様に大岡弥四郎のキャラ、演出はとってもとっても重要です。その台詞の一言一言に重みを感じる存在であってほしいです。いやー、佐久間信盛、松平信康、大岡弥四郎、彼らが織りなす人間模様が楽しみでしょうがないですね。

そして、長篠の合戦。次ページに続きます

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