旅行などで鉄道に乗っていると、読み方のわからない駅名にでくわすことがありますよね。株式会社ウェイブダッシュが運営する、みんなでつくる地域応援サイト「生活ガイド.com」(https://www.seikatsu-guide.com/) は、生活ガイド.comが厳選した東日本にある駅の難読駅を、クイズ形式(読めるor読めない)にし、生活ガイド.com会員に回答してもらいました。読めなかった場合には、その駅に1票が入れられ、読めなかった票が一番多い駅を1位とし「難読駅ランキング」として発表しました。
今回「難読駅ランキング 東日本編」の1位に輝いたのは、千葉県市原市にある「飯給駅」
飯給駅は小湊鐡道の駅で、「いたぶ」と読みます。日本武尊(やまとたけるのみこと)が東国の蝦夷を鎮圧するためにこの地を通ったとき、住民から飯を献上されたところから名付けられたとされています。
飯給駅は、構内にある藤本壮介氏が設計した「世界一広いトイレ」が有名です。
このトイレは、柵に囲われた広い敷地の中に、ガラス張りのトイレがポツンとあるもの。正式名称は『Toilet in Nature』といい、自然を感じながら用を足せるようにデザインされたアート作品となっています。残念ながら女性用トイレのため、男性は使用できないそうです。
今回1位になりました小湊鐡道株式会社の総務部のご担当者様にも、コメントをいただきました。
1位受賞のコメント
「難読駅ランキング 東日本編」の1位になりました「飯給駅(いたぶえき)」がある小湊鐵道です。他の駅名も難しい中(私は全く読めなかったデス……)選んでいただき、大変光栄です。
当駅は小湊鐵道の14番目の駅にあり、日本武尊(やまとたけるのみこと)が東国の攘夷を鎮圧するために同地を通った際に、住民から飯を献上されたところから名付けられたと伝えられております。
また、飯給駅には自称「世界一広いトイレ」があります。女性用トイレではありますが、大自然の中にポツンと立っています。不思議体験を是非お試しください。春には桜が咲き、夜ライトアップされると非常に幻想的な景色が見られます。
小湊鐡道のご紹介
小湊鐵道は1917年に創立、今年で104年目のベンチャー企業です。房総エリアを主とする地域の皆様の足としてご利用頂いております。鉄道・バス・観光・タクシーと分野は様々で交通に限らずゴルフ場の経営、今年にはこみなと待合室と言う待合室兼カフェをオープンいたしました。
養老渓谷の粟又の滝は、名瀑のひとつとして知られており、最寄り駅として養老渓谷駅があります。都心からも近く、日々の疲れのリフレッシュに来られるお客様や家族で「房総里山トロッコ列車」に乗車されるお客様もいらっしゃいます。また、鉄道沿線は自然が非常に近く四季を肌で感じる事が出来ます。
春には菜の花畑が一面に咲き、夏は新緑、秋は紅葉(関東で一番遅くまで見る事ができると言われております)。冬は雪化粧が見られるかもしれません。
といったように四季で全く違う顔を楽しめるのも小湊鐵道の醍醐味です。天気のいい日には小湊鐵道をお出かけの候補に入れていただけるとうれしいです。
(1位受賞コメント内:写真提供 小湊鐡道株式会社)
ランキング2位から5位の難読駅ランキング 東日本編は下記のとおりです。
第2位 岐阜県 飛騨市 「打保駅」
読み方は「うつぼ」で、東海旅客鉄道(JR東海)高山本線の駅です。高山駅管理の無人駅で、丸形の屋根の駅舎が特徴的です。また、高山本線で唯一構内の分岐器がスノーシェルターで覆われています。
第3位 山形県 真室川町 「及位駅」
山形県真室川町にある東日本旅客鉄道(JR東日本)奥羽本線の駅です。読み方は「のぞき」で、1904年10月に開業しており、山形県と秋田県の県境付近に位置します。及位駅の名前の由来は所説ありますが、付近で行われていた山岳修行があり、険しい断崖で宙づりになって崖の横穴をのぞき込む修行に由来するというのが有力な説とされています。
第4位 北海道 深川市 「北一已駅」
北海道旅客鉄道(JR北海道)の留萌本線の駅で、読み方は「きたいちやん」です。1955年に開業した「北一已駅」は、サケやマスが産卵する川底を意味するアイヌ語が由来とされており、以前は「きたいちゃん」駅という読み方だったそうです。
第5位 北海道 愛別町 「安足間駅」
読み方は「あんたろま」で、北海道旅客鉄道石北本線の駅です。アイヌ語の「アンタル・オマ・プ(淵のある場所)」が由来とされていて、石狩川の沢も近くにあります。
【調査概要】
調査方法:インターネット調査
調査期間:2021/7/20〜2021/10/25
調査対象::生活ガイド.com会員10代~80代の男女648名